2019-01-01から1年間の記事一覧
グラン・クリュ並みの評価を得ており、「恋人たち」の意味をもつレ・ザムズ―ルは、シャンボール・ミュジニーだけでなく、ブルゴーニュ・ワインの中でもとりわけ人気の高い1級ワインです。トップ生産者のレ・ザムズ―ルは、もはや手の届かない価格になってい…
ヴォルネイの名門ブス・ドールのヴォルネイ1級モノポール「クロ・デ・ソワサント・ウーヴレ」飲み頃2005年とメゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌのヴォルネイ1級「レ・シャンパン」古酒1990年です。先日グラン・クリュを飲んだ二コラ・ポテル氏絡みのドメーヌ…
レンタル・セラーを整理して見つけた2011年のクロ・ド・ラ・ロッシュです。購入当時、新進気鋭の造り手として、評価誌で盛んに取り上げられていたバンジャマン・ルルーとダヴィド・デュバンの手によるクロ・ド・ラ・ロッシュを飲み比べてみました。
ニュイ・サン・ジョルジュ村の名手ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンは、同村に多くの1級畑を所有していますが、その中でもトップ3と呼ばれるレ・サンジョルジュ、レ・カイユ、レ・ヴォ―クランを飲み比べてみました。
ジュヴレ・シャンベルタンの9つのグランクリュのうち、シャルム・シャンベルタンとマゾワイエール・シャンベルタンは、類似したテロワールを持ち、産出されるワインの性格も類似していることで知られます。本当に区別が付かないほど似ているのかを確かめたく…
ひやおろしが、そろそろ終わり、替わって、新酒の生酒が店頭に並ぶ季節になりました。フレッシュ感がありながら、濃厚さも味わえる生酒3種と山のチーズを合わせてみました。
コート・シャロネーズでメルキュレのワインを造るドメーヌ・ピヨ(Pillot)です。マイナーなアペラシオンに加え、聞いたことのなかったドメーヌでしたが、インポータによると仏を代表するワイン専門誌「ギド・アシェット」でメルキュレの名手として高く評価…
11月の平日に飲んだワインです。ひやおろしの季節の平日の家呑みは、日本酒を飲む機会も多く、ワインの消費ペースが落ちがちですが、アメリカ、チリ、イタリアのアパッシメント、フランスと色々なバリエーションを楽しみました。
アロース・コルトン村のドメーヌ・コント・スナ―ルです。2015年に初めてドメーヌを訪問し、2019年に再訪しました。ドメーヌでのグラン・クリュのテースティングとドメーヌからハンドキャリ―し、自宅で飲んだコルトン・グラン・クリュについて書きたいと思い…
いかの口(めぼう)に合わせて、辛旨口と思われる純米酒をチョイスしました。高知の「酔鯨 特別純米生酒 しぼりたて」と青森の「六根 山廃純米」です。
冬の定番チーズ、モンドールです。フォンデュ風にして、ちょっと変わった組み合わせですが、飲み頃と思われるヴェルジェのシャブリ・グラングリュ・ブーグロ2009年と合わせました。
サヴィニー・レ・ボーヌのドメーヌ・シモン・ビズの4代目当主のパトリック・ビーズ氏の手によるサヴィニー・レ・ボーヌの1級畑オー・ヴェルジュレス(Aux Vergelesses)です。そろそろ飲み頃を迎えたブルゴーニュの当たり年2009年と2010年を飲んでみました。
兵庫県姫路市で「龍力」のブランドで、兵庫県産特A地区の山田錦にこだわり酒造りに取り組む本田商店の特別純米ひやおろし「播州辛口」です。フランスとイタリアのハード・セミハードチーズに合わせてみました。
テロワールを最大限に活かしたワイン造りを特徴とし、「限りなくドメーヌに近いネゴシアン」と言われ、最近ワインショップで目にすることも多いフレデリック・マニャンの2015年赤を村名を中心に飲み比べてみました。
61回目の誕生日は、銀座にて、極上の和牛焼肉をとっておきの熟成ワインと堪能しました。お気に入りのギガル・コート・ロティ・ラ・トゥルク1995年とロバート・モンダヴィのカベルネ・ソーヴィニヨン ト・カロン・ヴィンヤード1997年です。20年を超える熟成を…
10月の飲んだワインの備忘録です。デイリーからWAパーフェクトワインまで様々ですが、特に印象に残ったのが、半ばジャケ買いだったシャトー・デスクランのロックエンジェル ロゼです。ドメーヌ・ラ・スマドのラストーも素晴らしいワインでした。ブルゴーニュ…
ポール・ぺルノのブルゴーニュ・シャルドネ2016年とオリヴィエ・ジュアンのモレ・サン・ドニ・ラ・リオット2009年です。即位の礼の祝日夜に飲みました。どちらも好みの生産者ですが、特に飲み頃を迎えたオリヴィエ・ジュアンのモレ・サン・ドニは、期待どお…
新政の火入れスタンド―ドライン「ラピス」の中取りと生酒の最高峰No.6 X-typeです。どちらも生酛造りと6号(新政)酵母が生み出す爽やかな酸味と旨味が調和した素晴らしい日本酒ですが、性格は結構違います。単独での味わいに加え、料理やチーズとの相性につ…
最近人気の高いトロ・ボーの[2015]ショレイ・レ・ボーヌです。コート・ド・ボーヌの北部に位置するこのアペラシオンは、軽めの若飲みワインを産出することで知られています。2015年というグッド・ビンテージということで期待を持って味わいました。
カルフォルニア・ソノマカウンティのカリン・セラ―ズ・シャルドネ1995年です。24年熟成の古酒が醸し出す複雑な香りと未だ甘く活き活きとした果実感、エレガントな酸は、唯一無二の味わいでした。作り手が目指したのは、長期熟成による”Umami(旨味)”の追求…
小作農だったアンリー・グージュ氏が1925年にニュイ・サンジョルジュで設立したドメーヌで、自家元詰の元祖的な存在です。ここのワインは、しばらく、濃く、タニックであることを特徴としていましたが、2000年代後半ごろから、エレガント路線に転向したこと…
1987年に保険会社のアクサ・ミレジム社がジュール・べランのネゴシアンを買収してドメーヌ・ラルロをスタートしています。30年の間に、このドメーヌは、醸造責任者が4人変わっています。初代醸造責任者が働いていたデュジャックの造りを継承していると言われ…
ブルゴーニュの名門グロ家の一角、ドメーヌ・アンヌ・フランソワーズ・グロ(Anne-Francoise Gros)です。この女性醸造家の造るワインは、繊細でしなやかな特徴を持ちます。9月4日にポマールにあるドメーヌを訪れ、試飲しました。帰国後に飲んだヴォーヌ・ロ…
ブルゴーニュの大手ネゴシアンであり、ドメーヌでもあるジョセフ・ドルーアンは、家族経営ながら、ボーヌ市内中心部に巨大な地下セラーをもつ名門生産者です。9月6日にこのセラーを訪れました。ブルゴーニュの歴史を感じさせる迷路のようなセラーの見学は、…
9月初旬のブルゴーニュ地方への旅行で訪れたヴージョ村にあるブルゴーニュ最大の特級畑クロ・ヴージョ。今回は、クロ・ヴージョの畑の中に建つシャトー・ド・ラ・トゥールを訪問しました。
ジュヴレ・シャンベルタンのお気に入り生産者ベルナール・デュガ・ピィの1級プティト・シャペルです。抽出の強さがデュガ・ピィの特徴ですが、濃いだけでなく、しなやかで、エレガントさも兼ね備えているデュガ・ピィのワインは、飲み頃を間違えなければ、…
ニュージーランドで名実ともにナンバーワンのブルゴーニュスタイルのシャルドネ生産者、クメウリヴァーのフラッグシップキュベ クメウリヴァー マテズ・ヴィンヤード(Kumeu River Mate’s Vineyard Chardonnay)です。
8/30~9/8の10日間でフランスのシャンパーニュ地方とブルゴーニュ地方をレンタカーで旅行しました。今回の旅のラストは、コート・ド・ボーヌ地方です。ボーヌ市内に3泊して4年前に続き2度目のコート・ド・ボーヌを楽しみました。
ブルゴーニュの宝石ヴォーヌ・ロマネ村の6つのグランクリュので、北側をロマネ・コンティ、南側をラ・ラーシュというDRCの珠玉のモノポール(単独所有畑)に挟まれた縦長のクリマ、フランソワ・ラマルシュのモノポール ラ・グラン・リュです。
秋の味覚 松茸とスモークサーモンをド―ヴィサのシャブリ特級レ・プリューズ2005年と味わいました。同日に飲んだニュイ・サンジョルジュ1級ヴォ―クランと合わせて書きたいと思います。