バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

NZの極上シャルドネ クメウ・リヴァー ・マテズ・ヴィンヤード2015年

f:id:turque1991:20191008013043j:plain

ニュージーランドで名実ともにナンバーワンのブルゴーニュスタイルのシャルドネ生産者、クメウリヴァーのフラッグシップキュベ クメウリヴァー マテズ・ヴィンヤード(Kumeu River Mate’s Vineyard Chardonnay)です。

 クメウリリヴァーは、ユーゴスラビアから移住してきたブロコヴィッチ一家が1944年、オークランドから北西に約20キロ離れたクメウ地区に設立したワイナリーです。当主のマイク・ブラコヴィッチは1949年に亡くなり、妻のケイトと息子のマテがブドウ栽培とワイン造りを引き継ぎ、この新しいワイナリーの評価を高めました。マテは、ニュージーランドのワイン業界でも有名で、ニュージーランド・ワイン・インスティチュートの委員長も務めています。

1992年にマテが亡くなった後は、マテの妻メルバと3人の息子がクメウリヴァーのワイナリーを守っています。醸造責任者の長男のマイケルは、ニュージーランド初のマスター・オブ・ワインで、彼の造り出すワインは、世界的に非常に高い評価を受けています。

2018年にロンドンで「The Great Blind Chardonnay Challenge 2018」と題するブルゴーニュとニューワールドのシャルドネ・ブラインド対決が行われました。ブルゴーニュ10本+ニューワールド10本、計20本、価格制限を設けず。但しニューワールドに関しては、ブルゴーニュスタイルのものが選ばれたそうです。

結果は、

1位 ルフレーヴ シェヴァリエ・モンラッシェ 2014

2位 アルノー・アント ムルソー・クロ・デ・ザンブル 2014

そして3位が、クメウリヴァー マテズ・ヴィンヤード 2014

でした。

ルーアンのモンラッシェ・マルキ・ド・ラギッシュ [2011]やマルク・コラン ル・モンラッシェ [2014]など錚々たる顔触れ抑えての快挙だったようです。

このニュースを知り、このワインを探しましたが、2014年は流石に完売のようで、2015年を2本、手に入れました。

Kumeu River Mate’s Vineyard Chardonnay
クメウ・リヴァー マテズ・ヴィンヤード シャルドネ

手積みで収穫後、房ごとプレス。100%フレンチオークで野生酵母により発酵させる。100%MLF発酵。11ヶ月樽熟成(インポーター情報より)

f:id:turque1991:20191008013405j:plain

レーマン フィリップ・ジャムスのブルゴーニュ ブラン グラン・クリュ 用のグラスを使いました。このグラスのお陰もあるのか、香りが凄いです。

濃い目のレモンイエロー。ミネラルの香りが際立っています。リンゴ、ライム、ヴァニラ、ハーブ、ハチミツ。綺麗な酸、新世界にありがちな甘味は感じず、ドライながらボリューム感があります、余韻も長いです。樽も過剰ではありません。やや濃厚で色も濃いですが、味わってみると、確かにブルゴーニュスタイルです。
あと2~3年ほど熟成させれば、更に複雑な香りが楽しめそうです。

いつもはブルゴーニュ赤に合わせる焼鳥をこの日は、この白に合わせてみました。

f:id:turque1991:20191008013431j:plain

濃厚シャルドネは、肉の脂を吸収してくれます。相性は悪くはありません。

▼次いで、チーズです。

左からアッペンツエラー(6ヶ月以上熟成の黒ラベル)、ヴァリー・ルージュ、ボーフォールです。

真ん中の表皮がオレンジっぽいヴァリー・ルージュは、初めて食べるチーズです。

スイスの西部にあるヌーシャテル湖とモラ湖の間の丘陵地、クレシエで生産されているヴュリー・ルージュはハードタイプのチーズです。1990年代から造られている比較的新しいチーズのようです。

f:id:turque1991:20191008013444j:plain

モラ湖の南斜面で栽培されるピノノワールのワインで表面を磨き、湿度の高い熟成庫で熟成させています。この手のチーズは、濃いめの白ワインや軽い赤ワインに良く合います。

3つのチーズの中でヴュリー・ルージュは、最も香りが強く、ねっとりと濃厚な風味が感じられるチーズで、このボリューム感のあるシャルドネに良く合います。

このワインは、6K前後の価格で購入しています。高騰したブルゴーニュの1級白に比べても、明らかにコストパフォーマンスの高いワインです。

同じヴィンテージのものがセラーにあと1本残っていますので、もう少し熟成を待って飲んでみたいと思います。

(終)