バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ムルソー・シャルム & マゾイエール・シャンベルタン in 裏磐梯

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今年最後のスキーは、3月連休の福島県裏磐梯のグランデコスキー場です。常宿の裏磐梯グランデコ東急ホテルで、ブルゴーニュの白赤、ムルソー・1er・レ・シャルムとマゾイエール・シャンベルタンをフレンチと一緒に味わいました。

3月20日~21日の2日間、毎年必ず訪れている福島県裏磐梯グランデコスノーリゾートで、おそらく今シーズン最後となるスキーを楽しみました。
▼19日夜から~20日にかけて、北日本一帯は大荒れの天気で、当地も強風と吹雪の最悪のコンディションでした。

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幸いにも翌日は晴天。3連休後半は風は少し残ったものの、天候に恵まれ、最高のスキー日和でした。
▼上と同じ、グランデコスキー場の最上部のメリッサコースです。
この日は磐梯山もくっきり見えます。積雪量は別にして、雪質に関しては、今シーズンでベストでした。

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宿泊は、裏磐梯グランデコ東急ホテル(東急ハーベストクラブ裏磐梯)。15年近く前から、スキーに限らず、ほぼ毎年利用している東急系のリゾートホテルです。

夜は、ホテル内のレストラン「クレール」にてフレンチのコースと持ち込んだ2本のブルゴーニュワインを愉しみました。殆どの東急系のホテルやハーベストクラブは、持込み料を支払うことで、お気に入りのワインを持ち込むことができます。持込み料は1本2千円または3千円のところが殆どのようですが、ここは、3千円でした。

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ドメーヌ・テシエ ムルソー・1er・レ・シャルム・ドゥスュ 2016年
Domaine Tessier Meursault 1erCru Les Charmes-Dessus 2016


ヨーロッパのワイン評論家からその技能を高く評価されているムルソーライジング・スター、アルノー・テシエのムルソー・シャルムです。かなり前にブルゴーニュ・レジョナルを飲んだ記憶がありますが、ここのムルソー1級は初めてです。ドメーヌは、ムルソーの御三家と呼ばれるシャルムとジュヌヴリエール、そしてそれに次ぐ、ポリュゾの畑を所有しています。Les Charmes-Desusの”Dessus”は「上の」という意味で、レ・シャルムの最上部に位置する最高のクリマです。

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淡めのクリームイエロー。若々しい色調です。

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抜栓直後は、やや冷やしすぎの為か、香りは控えめでしたが、温度があがるにつれ、リンゴ、洋梨、ライム、蜂蜜の香り。ミネラルとバニラが混じりあい柔らかな酸が感じられます。ムルソーらしいバターのニュアンスと僅かな苦みのフィニュシュ。甘みや酸は穏やかで和食にも合いそうなワインです。美味しいですが、やや早かったかもしれません。ナッツ等の複雑な香りが出てくると思われる2~3年後が飲み頃としては、ベストかもしれません。

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このワインに合わせた料理です。

▼本日のアミューズ(鴨のロースト)

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会津地鶏のガランティー

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▼桜鱒とズッキーニのカネロニ仕立て スカンポの香り

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ドメーヌ・ペロ・ミノ  マゾイエール・シャンベルタン 2005年
Domaine Perrot-Minot Tessier Mazoyeres Chambertin Grand Cru 2005

先月飲んだ、ペロ・ミノのシャペル・シャンベルタン2006年
https://www.wine-and-cheese.net/entry/2020/02/12/230753

その後飲んだニュイ・サン=ジョルジュ・ラ・リシュモン2011年https://www.wine-and-cheese.net/entry/2020/02/20/005200

いずれも素晴らしい香りと骨太で力強い印象的なワインでした。

ということで、大いに期待して、今回2005年のマゾイエール・シャンベルタンを持ち込みました。

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深く美しいルビー色。縁に僅かにレンガ色が混ざる。この色だけで素晴らし風味を期待できます。
スグリラズベリー、ダークチェリー、完熟ブルーベリーの赤黒系果実。甘草、オリエンタルスパイス、ドライハーブ、なめし皮、バニラ、腐葉土。酸もそこそこ強く感じられるが、濃縮した果実味とバランスが取れている。タンニンは滑らかで溶け込んでいる。上記の2本に比べるとオーク香がやや強く感じられるものの、やはり果実味が負けていない印象。
期待通りの素晴らしい1本でした。

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▼セロリのポタージュ 青カビのフロマージュ
魚料理の前に出てきたスープですが、この料理が、ブルゴーニュ赤にと相性抜群でした。タンニンをより丸くし、僅かな青カビの風味が、濃密で甘露なこのワインと良く合います。

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▼国産牛フィレのグリエ 赤ワインソース

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▼デザートの抹茶のミルフィー

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ドメーヌ・テシエについては、奇をてらわない上品なムルソーという印象。ムルソーらしい柔らかい果実味と酸、優しいミネラルを感じる1本でした。未だ若くて複雑味に若干欠けるのが唯一、少し惜しかった点でしょうか?

ペロ・ミノのマゾイエール・シャンベルタン。
抽出の濃さ、樽に負けない濃縮した果実味という点で、ジュヴレ・シャンベルタン村のクロード・デュガ、ベルナール・デュガ・ピィ、バシュレの3つのドメーヌのワインは大のお気に入りですが、この1ヶ月の間に3本のペロ・ミノを飲み、これらの生産者に負けず劣らず、自分の好みのど真ん中にあるワインと実感しました。
これまでそれ程マークしていなかったペロ・ミノのワイン、ストックがほとんどありませんが、手頃な価格のバックビンテージを見つけたら入手したい造り手です。

(了)