バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ シャンボール・ミュジニー1erCru 1996年

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シャンボール・ミュジニー最上のドメーヌ、コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのシャンボール・ミュジニー1級 1996年です。同ドメーヌのトップキュベのミュジニーの樹齢25年に満たない若木から造られるワインとして有名です。

ブルゴーニュ・ラヴァ―にとって、憧れの畑、「ミュジニー」の最大の所有者(70%所有)であり、ボンヌ・マールやレ・ザムルーズといったシャンボール・ミュジニーの名立たる素晴らしい畑を所有しているドメーヌです。
ドメーヌの歴史は570年を遡る名門中の名門ですが、1970~80年代には評価を落としていたようです。ここのワインを初めて飲んだのが、1986年のミュジニーと記憶しています。当時でも購入できるほど値段は高くなかったですが、確かに、あまり印象に残っていません。

▼昨年、シャンボール・ミュジニー村を訪れた際に見つけたドメーヌの建物です。

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豪華ではありませんが、やはり歴史を感じさせる荘厳さが漂います。

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▼ヴォギュエのミュジニーのミュジニーの畑です。かなり広い畑ですが、どの部分がこのワインにデクラッセされる若木なのかは分かりませんでした。

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このワインは、2年半ほど前に近所の酒屋で買い取った、5本の1996年~1997年のヴォギュエの1本です。正直保存状態は、店の人も分からず、試飲の結果、劣化しているものもあったため、DRCや1級シャトーの数十本とともに安く買い取りました。

コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ シャンボール・ミュジニー 1級  1996年Dom.Comte Georges de Vogue Chambolle-Musigny 1erCru 1996

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ラベルの破れは、セラーのスライド棚で発生したようです。

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レンガ色がかった淡いルビーカラー。抜栓後は、果実香は殆どたたず、僅かに老香(ひね香)も。30分ほど経つと徐々に開き始めます。当然ながらフルーティなベリー系の香りではなく、ドライアプリコット、焦がしたプルーンのような果実香、そして、キノコ、ナッツ、タバコ、皮革、紅茶、下草、腐葉土の熟成アロマが感じられます。東洋スパイスや少しミントっぽさも。当初あまり感じなかった甘みが時間と共にどんどん出てきて、同時に酸も徐々に強くなってきます。久々に味わう熟成ブルゴーニュです。

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保存状態のせいか、4~5年ほど熟成が進んでいるような気がします。
ピークを過ぎて果実味も力強さも確かに落ちていますが、替わりに顕れている複雑な熟成香が、インパクトを与えてくれるワインだと思います。

▼キッシュ、ラザニア、チキン網焼きと良く合います。

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娘の生まれ年のワインで、娘と飲みました。最初は怪訝な顔をしていましたが、少し時間が経って、その変化がはっきりわかったようです。

ヴォギエのワインも他の多くのブルゴーニュの有名ドメーヌ同様高騰し、ミュジニーは10万円を、このシャンボール・ミュジニーの1級も4万円を越えており、最近のヴィンテージは買えていません。ここのバックビンテージはなかなか出てきませんが、手頃な価格で見つかれば、再度買いたいワインのひとつです。

(了)