バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ドゥラス・フレール コート・デュ・ローヌ・ブラン サン・テスプリ 2016年

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北部ローヌ地区にあるメゾン、ドゥラス・フレールのコート・デュ・ローヌ・ブラン サン・テスプリの2016年です。ミネラルとふくよかな果実味と柔らかい酸が感じられるローヌを色々な料理と合わせてみました。

ドゥラス・フレールは1835年、北部ローヌ地区にチャールズ・オーディブルとフィリップ・ドゥラスによって設立されたメゾンです。1977年にシャンパーニュ・ドゥーツ(Deutz)が経営と醸造を引き継ぎ、1996年には、元ルイ・ローデレールの副社長ファブリス・ロセ氏が新たに社長となりました。その後、シャプティエやジャン・リュック・コロンボで経験を積んだワイン・メーカーとしてジャック・グランジ氏を迎入れ、ブドウ畑やセラーの改良を行い、北部ローヌを代表する生産者として高い評価を得ています。 ~インポータ資料より

北ローヌの生産者ですが、南ローヌのブドウ栽培農家と契約を結んでいるネゴシアンでもあります。

ドゥラス・フレール コート・デュ・ローヌ・ブラン サン・テスプリ 2016年
[2016] DELAS freres Cotes du Rhone Blanc " Saint Esprit "


ローヌ右岸のあらゆる地質からのあらゆる要素(エスプリ)を蓄えたブドウをブレンドしていることが、”サン・テスプリ”の由来になっているようです。セパージュは、グルナッシュ・ブラン70% クレレット10% ブールブラン10% ヴィオニエ10%。

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輝きのあるクリームイエロー。結構強いミネラル香、ライム、洋ナシ、桃のふくよかな果実味、白い花、蜂蜜。柔らかい酸、苦みを伴う余韻。コート・デュ・ローヌの白は、デイリーワインとして、時々飲みますが、正直掴みどころがない(=印象にあまり残らない)ワインも多いなかで、このワインは、ブレンドの妙なのか、結構複雑さを持ち合わせています。グルナッシュ・ブランが主体ながら、ヴィオニエが花の香りと苦みのアクセントを与えているような気がしています。

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▼このワイン、3種の料理と合わせてみました。

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イカリング揚げもの(よくあるスーパのお惣菜です)

魚介類とはいえ、油っぽさもありますが、果実味豊かなワインが油を流してくれ、相性は良好だと思います。

・カツオのたたき

結構、生に近く、少し生臭さがあります。この手の食材に、この豊かな果実味主体のワインだと、生臭さが強調されてしまい、全く合いません。
これは、ワインに替えて、新潟久須美酒造の純米吟醸酒「夏子物語」と合わせました。この日本酒、純吟といえ、淡麗辛口でフルーティな風味は比較的控えめなので、カツオとの相性は抜群です。時期的にもぴったりな感じです。

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・チキンのチリ煮込み

 某有名店のテイクアウト。結構スパイシーですが、この、果実の豊かな甘味を感じるふくよかな白ワインと相性は悪くありません。

今回は、メゾンの裾ものに近いワインでしたが、作り手の力量が良くわかりました。コートロティやエルミタージュ等の上級ワインも機会があれば飲んでみたいと思います。

(了)