バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

8月に飲んだワイン

f:id:turque1991:20201011202529j:plain

8月の飲んだその他ワイン色々をまとめてのUPです。暑い日が続くので、重いワインは控えています。印象的だったのが、ファルネーゼのファンティー二・コレクションの白、ブレンドの妙が楽しめる面白いワインでした。

コヴィデス  モリ・デ ・フォク ブリュット
Covides Molí de Foc  Cava Brut Rose NV


信濃屋の人気No1スパークリングワインのロゼ版。カタルーニャ地方の土着品種のトレパット種100%から造られるカヴァ・ロゼ。

▼マグロ赤身とイカカルパッチョに合わせて。

f:id:turque1991:20201011205010j:plain

赤に近い、鮮やかなローズカラー。ストロベリーの甘い香りを想像したが、クランベリーの酸味の強いベリー系やシトラスの柑橘系果実の香り、ミネラル感。溌溂とした酸。ほんのりとホワイトペッパー。きりっとした辛口。

ファンティーニ コレクション ヴィノ ビアンコ 2018年
[2018] Fantini Collection Vino Bianco(Falnese)

生産地域にこだわらず、アペラシオンのルールにしばられずに美味しいワインを造りたいと思いから生まれたワインとのこと。ソーヴィニヨン ブラン、トラミナー、ペコリーノ、ココッチオーラの4品種の混醸。

f:id:turque1991:20201011205325j:plain

輝きのある麦わら色。グレープフルーツ等の柑橘系果実(主にソーヴィニヨン・ブランから?)、洋ナシ(ペコリーノ等から?)、ピーチ、パイナップルの黄色いフルーツ。伸びやかな酸、心地よい苦みの余韻。様々な果実の香りやテイストが複雑に絡み合い、なかなか面白いワイン。
オリーブオイルとペッパーをかけたブラーターチーズとよく合います。

f:id:turque1991:20201012220852p:plain(3.4)

キューン リースリング アルザス 2018年
[2018]  Kuehn Riesling Alsace

信濃屋の直輸入ワイン。「現地フランスの名だたる有名レストランでもメニューにリストアップされている伝統的な生産者」という謳い文句。

f:id:turque1991:20201011214808j:plain

アメリカンアルチザンチーズのフラッグシップ(熟成チェダー)とともに。

淡い麦わら色。シトラス、グレープフルーツの柑橘系果実に青リンゴ、僅かに甘いピーチの香りも。ミネラル(但しそれほど強くはない)、リースリング特有のペトロ香は弱いが僅かに鉱物的な香り。すっきりとした酸。余韻に心地よい苦みが広がる。様々な果実感はあるが、ボリュームのあるものではなく、やや軽い。

f:id:turque1991:20201012220822p:plain(2.8)

スポルトレッティ  ヴィッラ・フィデリア・ロッソ 2015年
[2016] Sportletti Villa Fidelia Rosso

ウンブリア州スポルトレッティ社のフラッグシップワイン。ジェームズサックリングが「ウンブリアのサッシカイア」と絶賛し、神の雫にも取り上げられたワインです。メルロー主体でカベルネ・ソーヴィニヨンカベルネ・フランブレンドというボルドースタイルのワイン。スタンダードラインのアッシジロッソとともにデイリーワインとして時々思い出したように飲んでいるワインです。

f:id:turque1991:20201011214833j:plain

濃いガーネットカラー。カシスやダークチェリーの黒系果実。ロースト、コーヒー、なめし皮、シガー、リコリス。アタックは甘い。タンニンも甘く溶け込んでいる。2日目は、少し芝生っぽい香りも。ブレンドしたフランが顔を出してきている?
以前は、もっと粘性の高い濃厚なワインという印象ですが、少しエレガントになっているような。ただ、2015年の特徴か?かなり甘さを感じるヴィッラ・フィデリアでした。

f:id:turque1991:20201012220758p:plain(3.2)

ブドゥレアスカ ヴァイン・イン・フレーム フェテアスカ・レガラ 2018年
[2018] Budureasca Vine in Flames Fetească Regală

ルーマニアのBudureasca (ブドゥレアスカ)という生産者のワインです。少し前に、シャルドネがリアルワインガイド誌の旨安ワインとして取り上げられ、同誌の表紙を飾っています。今回は、フェテスカ・ レガラというルーマニアの土着品種100%(ステンレスタンク4か月熟成)の白ワインです。

f:id:turque1991:20201011214911j:plain

淡いクリームイエロー。リースリングのような鉱物香がある。シトラスジャスミン、洋ナシ、白い花の香。石っぽいミネラル香。やや強めのきりっとした酸を感じる。温度が上がると、酸は徐々に丸くなり、フローラルな香りと蜂蜜のニュアンスも。
1Kちょっとの価格帯ながら、シャルドネとともにそこそこコスパ高いデイリーワイン。

f:id:turque1991:20201012220732p:plain(3.0)

ヴィノーブル・カネ ピクプール・ド・ピネ 2019年
[2019] Vignobles Canet Picpoul De Pinet

信濃屋直輸入の南仏ラングドック&ルーション地方の土着品種ピクプール種のワイン。「ピクプール」は「舌を刺す」の意味。

f:id:turque1991:20201011214927j:plain

淡いクリームイエロー。シトラスやグレープフルーツの柑橘系果実の香り。味わいはマスカット。品種名どおり、シャープな酸。明らかに魚介類に合わせるべきワイン。合わせる食材を考えると面白いワイン。

f:id:turque1991:20201012223100p:plain(2.9)

エスカルゴはちょっと違う!?

f:id:turque1991:20201012222106j:plain

ドメーヌ・ベルトラン・アンブロワーズ ボーヌ 1級 レ・チュヴィラン 2016年
[2016] Domaine Bertrand Ambroise Beaune 1erCru Les Tuvilains 


評価の高いベルトラン・アンブロワーズの2016年の1級ワイン。 レ・チュヴィランという1級畑はあまり馴染みがありませんが、ジョルジュ・ノエラや最近ブレークしつつあるドニ・キャレ、そして最近リリースしたクロワ等の所有者がいるようです。

f:id:turque1991:20201011215041j:plain

黒っぽく深みのあるルビー。完熟ブラックベリー、ブルーベリーの黒系果実。ロースト香。コーヒー、なめし皮。酸豊かで、甘みのあるタンニン。一言でいえば、濃厚でオーキーなワイン。エレガントになったアンブロワーズといわれるが、これは、昔のスタイルを思い出させる。凝縮した果実味と豊富な酸とタンニン。相当な熟成のポテンシャルがありそう。開けるのが早すぎた感であるが、それほど閉じているとは感じられない外交的なワイン。ホテルの部屋飲みは、ちょっと勿体なかったか?

f:id:turque1991:20201012232447p:plain(3.4)

▼こんな場所の畑のようです。ボーヌ1級の中では、低い標高に位置しています。

f:id:turque1991:20201012230331j:plain

ドメーヌ・ピヨ・メルキュレ・1erCru・アン・サズネー  2016年
[2016]Domaine Pillot Mercurey 1erCru En Saznay

コート・シャロネーズのメルキュレの家族経営による小規模ドメーヌ。昨年末に初めてブルゴーニュ・レジオナルと村名のメルキュレを飲んでいます(→こちら)
当時メルキュレがやや閉じ気味だったので、このワインを開けるのを止めています。

f:id:turque1991:20201011215148j:plain

やや淡いルビー。フランボワーズやラズベリーの赤系果実の香り、スミレやドライハーブ。ペッパー。果実味主体で、タンニンは既に丸くなっている。果実の濃縮感や複雑さには欠けるが、これはこれでチャーミングなワイン。

f:id:turque1991:20201012234109p:plain(3.1)

▼ハーブのソーセージによく合います。

f:id:turque1991:20201011215159j:plain

ドメーヌ・デ・クロワ サヴィニー・レ・ボーヌ・1級・レ・プイエ[2012] 
[2012] Domaine des Croix Savigny Lès Beaune 1er Cru Les Peuillets 

ブルゴーニュライジングスター、ダヴィッド・クロワ。1級を中心に、最近2012年ヴィンテージを飲み始めましたが、この作り手のワイン、意外にも開くのに時間がかかるような印象を持っていましたが、そろそろ飲み時に入ってきているようです。

f:id:turque1991:20201011215315j:plain

濃くもなく、薄くもない中庸なルビーカラー。ラズベリーアメリカンチェリーの赤系果実。オークからのバニラ香。ドライハーブ、シナモンやブラックペッパー。やや冷涼感があり、甘く濃厚なワインとは一線を画す。派手さはないけど、クラシックなブルゴーニューとも違い、洗練された印象のワイン。安心して飲める造り手です。但し、早飲みは避けた方が良いかも。

f:id:turque1991:20201013224604p:plain(3.3)

最後は、

シャトー・ピュイグロ・ロゼ 2019年
[2019] Chateau Puygueraud Rose

ポムロールのカルトワイン”ル・パン”のオーナーである、デュポン家がコート・ド・フランAOCで造るワイン。5月にフランソワ・ティエンポンの パン・デ・デューン ロゼというワインを飲んで、非常に気に入ったのですが、これもやはりデュポン家が手掛けたロゼワインです。パン・デ・デューン ロゼがカベルネフラン・カベソー・メルロー各1/3のセパージュであるのに対して、こちらは、カベルネフラン65%にメルロー35%というセパージュのようです。どちらも一般的なセニエ法でなく直接圧縮法(黒ブドウをプレスして果汁を絞り出す際に皮や種から赤い色素を抽出する方法)で造られたワインで、薄い色合いも、テーストも近いものがあります。

f:id:turque1991:20201011215344j:plain

淡いサーモンピンク。シトラスの柑橘系果実にストロベリーや洋梨の香り。ミネラル感も。さわやかな果実味とフレッシュな酸が印象的な辛口ワイン。いろいろな料理に合わせられそうですが、和食との相性も面白そうな印象。

f:id:turque1991:20201013231129p:plain(3.0)