バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ダヴィド・デュバン エシェゾー 2009年

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最近リリース直後の裾ものを中心に楽しんでいるダヴィド・デュバン。リリース時に購入したエシェゾーの2009年ヴィンテージです。久々の自家製の鴨のコンフィーと味わいました。

ブルゴーニュの若手醸造家注目度ナンバーワンと評されてきたダヴィド・デュバン、現在は、49歳なので、若手というよりも、そろそろ円熟の域に入ったというのが正しいかと思います。1990年台から、ニュイ・サン=ジョルジュやヴォーヌ・ロマネの畑を次々に買収し、更に2006年には、ジャッキー・トルショーのクロ・ド・ラ・ロシュやシャルム・シャンベルタンといったグランクリュやプルミエ・クリュを買い取り、買いブドウやメタヤージュを含め精力的に高品質のワインを造りだしています。日本でも人気が出だしたのは、この辺りのワインが市場に出揃った2000年台後半のヴィンテージくらいからだっと記憶しています。

2015年には、厳格な評価で有名なワイン評価本「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス」でDRC、ルロワ、ルーミエ、ルソー、ルフレーヴなどの超一流の生産者と並ぶ3つ星評価に昇格しています。

ダヴィド・デュバン エシェゾー グラン・クリュ 2009年
[2009] David Duband Echezeaux Grand Cru

1998年に入手した畑から。ちなみに所有している区画は、DRCの所有畑と隣接しているようです(本人所有なのか、フランソワ・フュエ氏の所有畑なのかは不明)。平均樹齢は80年なのでヴィエイユ・ヴィーニュを名乗れそうですが、ラベルに表記はありません。

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意外にも(2009年のグランクリュとは思えない)淡い色調。縁にかけて僅かにオレンジ色のグラデーションも見える。ラズベリーやチェリーの赤系果実。ドライハーブ。ミルクティっぽい紅茶の香りも。酸度は低く、甘いタンニン。時間が経つとフローラルな華やかな香りが更に際立ってくる一方、テーストに力強さは感じられず、あくまで甘く柔らかく優しい印象、典型的な薄旨系のワイン。腐葉土的な顕著な熟成のブーケはあまり感じられない。余韻は中程度。

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▼ワインに合わせて骨付きのフランス産シャラン鴨のコンフィーを作りました。

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▼味付けし、一晩冷蔵庫で寝かした鴨を72℃3時間の低温調理。

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▼表面を焼いて出来上がりです。柔らかくて美味ですが、合わせるブルゴーニュ赤としては、もう少しスパイシーで骨格をもつジュヴレ・シャンベルタ等の方が相性が良さそうです。今回の薄旨エシェゾーとの相性では、ややワインが負けてしまう印象でした。

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 海外の評価に加え、薄旨系ワインとして日本のリアルワインガイド誌等でも評価の高いダヴィド・デュバンですが、残念ながら、未だ感動するほどのワインには出会っていません。熟成で化けるのかも未だ実感できませんが、冒頭に書いた最近のリリース直後(2018年ヴィンテージのこと)の裾ものを飲んでみても上質であることは間違いないと感じているので、もう少し色々な銘柄やヴィンテージを試してみたいと思います。

(了)