バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ドメーヌ・セラファン ジュヴレ・シャンベルタン 1993年

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お気に入りのジュヴレ・シャンベルタンの造り手のひとつ、ドメーヌ・セラファン・ペレ・エ・フィスのジュヴレ・シャンベルタン村名ワイン。ちょっと珍しいオールドヴィンテージの1993年です。

 

 ペレ・エ・フィス(父と息子)が示すように、ポーランドからの移民であるスタニスラ・セラフィン氏がブドウ造りを始め、その息子であるクリスチャン・セラファン氏が本格的に元詰めをスタートし、僅か2世代で国際的な名声を築いたドメーヌです。
▼ジュヴレ・シャンベルタン村のドメーヌの裏手には、ラヴォー渓谷麓のプルミエ・クリュの銘醸畑が広がっています。

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グラン・クリュのシャルム・シャンベルタンを頂点に、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サンドニ、シャンボール・ミュジニーにプルミエ・クリュの畑をいくつか所有していますが、やはり一番馴染みのあるのは、ヴィラ―ジュの2つのワイン、ジュヴレ・シャンベルタンとジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュかと思います。

インポータ資料によると、

ジュヴレ・シャンベルタンは、 「Roncevie(ロンスヴィ)」、「Aux Etelois(オー エトロワ)」、「Creux Brouillard(クルー ブルイヤール)」など5区画の畑から。広さは約1.5haで樹齢は約30年。

ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ(V.V.)は、「Vignes Belles
(ヴィーニュ ベル)」、「Le Fourneau(ル フルノー)」、「En Champs(アン シャン)」など7区画の畑から。広さは約1haで樹齢は約60年。

2つの価格は、平均3~4千円くらいなので、微妙ですが、どうしても、V.V.の方に目がいってしまいます。いずれにせよ、村名格にしては、長熟で、決して早飲みには向かないワインだと思います。

いずれもV.V.の方ですが、前々回飲んだ2009年はまだ少し早く、前回の2005年もまだまだ若々さを感じるワインでした。流石に28年ものの1993年のノンV.V.はどうでしょうか?

[1993] Domaine Sérafin père et fils Gevery Chambertin

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中心にガーネットが残るが、全体的にはやや淡く、周辺にかけてはレンガ色のグラデーション。抜栓後20分ほどで、ラズベリーやチェリーの赤系果実の香り。薔薇等の赤いドライフラワー、甘草、バニラ、枯れ葉、下草、暫くして僅かに腐葉土も。ただ、複雑で妖艶というような香りではない。味わいは、そこそこの果実味が未だ感じられものの、やや酸が優勢。タンニンは甘く完全に溶け込んでいる。

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▼焼き鳥を片手のに、オンライン飲み会でちびちびと2時間以上かけて飲みました。
若いワインではないので、時間変化はそれほど大きくなく、少し落ち着くかなと思われた酸も最後まで抜栓後と変わりませんでした。

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1993年ヴィンテージのブルゴーニュは、悪い年ではありませんが、クラシカルな長期熟成タイプのセラファンもスタンダードのヴィラージュは流石にピークからは過ぎています。とは言え、ひねた感じは全くなく、酸がややバランスと崩している気になるところを除けば、古酒の良さをそれなりに堪能できるワインでした。

(了)