バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ドメーヌ・デ・ペルドリ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018年

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ニュイ・サン=ジョルジュ村に本拠を置く比較的歴史の新しいドメーヌ、ドメーヌ・デ・ペルドリのブルゴーニュ赤、最新ヴィンテージの2018年です。あまり期待していませんでしたが、秀逸なブルゴーニュ・レジョナルの1本でした。

ドメーヌの当主は、有名なネゴシアン、アントナン・ロデの社長であったトベルトラン・ドゥヴィラール氏。1996年にベルナール・ミュニュレから畑を購入しニュイ・サン=ジョルジュに設立したドメーヌです。HPによると畑の総面積は30エーカー以上でその半分以上が、プルミエ・クリュとグラン・クリュのようです。

ドメーヌ名の「ペルドリ」は、フランス語でヤマウズラの意味で、ブルゴーニュ地方に昔から多く生息していたようです。ラベルの立体的なヤマウズラのレリーフが印象的で、センスを感じます。ちなみにペルドリの名前が付いた畑は、ニュイ・サン=サンジョルジュにもヴォーヌ・ロマネにもあります。ニュイ・サン=ジョルジュの1級畑のオー・ペルドリは、このドメーヌが99%を所有しており、ほぼモノポールのようです。

実はこのドメーヌのワインもアントナン・ロデのワインも過去に飲んだ記憶では、あまり印象的ではなく、(ドメーヌ・デ・ペルドリは)価格的にもあまり魅力的ではなかったので、殆ど関心は無かったのですが、2018年ヴインテージに関しては、全般的にレジョナルの出来が良く、かつ早くから飲めることから、たまたま見かけたこのドメーヌのレジョナルものを久しぶりに購入してみました。ちなみに、しばらく数か月前に、ここの白のレジョナル(だったと思います)も飲んだ記憶はあるのですが、写真もメモも残しておらず、あまり印象には残らなかったようです。

ドメーヌ・デ・ペルドリ ブルゴーニュピノ・ノワール 2018年
[2018] Domaine des Perdrix Bourgogne Pinot Noir  

プレモー・プリセ村に所有する様々な区画の粘土石灰質の自社畑(1.98ha)の樹齢53年~62年のブドウから。100%除梗。野生酵母を使用し、ステンレスタンクのみで熟成。バリック20%(新樽率10%)で12ヶ月熟成。

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ガーネットがかった黒みを帯びたルビー。レジョナルにしては結構濃く深い色合い。
デキャンタ―ジュしたが、抜栓直後から華やかなラズベリーアメリカンチェリー、ブルーベリー、ブラックベリー等の赤黒系果実とアロマチックな花やハーブの香りが。
口に含むと、まず果実の凝縮感と厚みに驚かされる。ニュイ・サン=ジョルジュっぽい土っぽさやスパイシー感はあるが、野暮ったさは微塵も感じられない、かと言って、ヴォーヌ=ロマネのようなお花畑というような繊細な華やかさでもなく、レジョナルにしては、強さや果実味の厚さを感じるワイン。甘く感じられるタンニンは最初は少し粉っぽさも感じられたが、収斂性ななく、きめ細かい。最近は、2018年のブルゴーニュ・レジョナルを飲む機会が多いが、これはその中でも果実の厚みと色々な要素のバランス感という点で突出した良くできたワイン。熟成させても面白そうだが、酸度はやや低めで、今飲んでも、十分に美味しい!

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▼ポークの生姜焼きと。ジンジャーの風味を厚い果実味が包み込むようで、相性はGoodです。

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▼温野菜のバーニャカウダー。こちらも野菜の甘味と香ばしいガーリックがブルゴーニュの赤ワインによく合います。

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良い意味で期待を裏切られる1本でした。3K後半のレジョナルなので、決して凄く安い訳ではありませんが、コストパフォーマンス的には、これまで飲んだ2018年のレジョナル(と言っても2018年はほぼレジョナルしか飲んでいません)の中ではベストかとも思います。少なくと5Kを超えるような超有名なドメーヌのレジョナルよりも価値はあるかと思います。あまり興味のなかったドメーヌですが、こと2018年ものについては、上級のワインについても興味が湧いてきました。
ちなみに、このワイン、無くならないうちに、4本追加購入しました。

(了)