Bon Vin , Bon Sake , Bon Fromage

ブルゴーニュワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒とチーズの出会いを中心に日常を綴ります。

モンティーユ ボーヌ・レ・グレーヴ & フィリポナ 2008 クリスマスディナーと

ドメーヌ・ド・モンティーユのボーヌ・1er・レ・グラーヴ 2011年とフィリポナ ロゼ ブリュット ミレジム キュヴェ 1522の2008年ヴィンテージです。クリスマスディナーと愉しみました。

まず、シャンパンから。フィリポナのミレジムです。
フィリポナのシャンパンは、以前、あるセミナーでNVを飲んだことがありますが、あまり記憶に残っていません。今回は、良年の2008年のミレジム・ロゼです。

Champagne Philipponnat Cuvée 1522 Brut Rosé 2008

16世紀からシャンパーニュを造り続けている家族経営の老舗メゾン。
キュヴェ名となっている1522年はフィリポナ家がアイ村に定住した年。
ピノノワール約60%、シャルドネ30%。ドサージュは4.25g/l

輝きのある黄金がかったサーモンピンク。持続的な細かい泡。
香りは青リンゴ、ドライフルール、ブリオッシュ、ビスケット、ピンクペッパー、長期熟成からのノワゼット(ヘーゼルナッツ)やマッシュルームの香も。アタックには、まだ活き活きとした酸、熟度を感じるブドウからの果実味が口中に広がり、蜂蜜の甘みと僅かな苦みの余韻。とても複雑な香りと旨味。2008年らしい力強い果実味と豊かな酸が感じられる熟成シャンパン。

(3.7)

↓スモークサーモンと少し熟成の進んだカマンベールとの相性が最高です。

メインは、ドメーヌ・ド・モンティーユのボーヌ・1erCru・グレーヴです。
17世紀後半からヴォルネイ村に拠をおくドメーヌです。
映画「モンドヴィーノ」で取り上げられたり、2018年には、函館でブドウ園を立ち上げたりと何かと話題になるドメーヌです。
銘柄的に地味で、なかなか売れないのか、気仙沼のショップでセールで販売されたいたので、2011年と2015年を一緒に購入しました。今回は、2011年です。

縁に熟成を感じさせるレンガ色が僅かに入るが、深みのあるラズベリーレッド。写真よりやや淡く、グラスの底が見える。
抜栓直後は、香りはやや控えめ、30分ほどで華やかな香りに。ラズベリー、赤系果実のドライフルーツ、シナモンやリコリスのスパイス。
アタックに円やかな酸。ドライで冷涼の味わい。後半、まだしっかりとしたタンニンが広がる。さらに時間が経つと熟成由来の紅茶や僅かにマッシュルームの香りも感じられ、味わいも徐々に甘みが出てくる。エレガントでクラシカルなブルゴーニュ

(3.5)

クリスマスチキンと。一見普通のチキンに見えますが、中にリゾットが入っています。ハイ食材さんから昨年購入して美味しかったので、今年もリピートしました。

フィリポナの2008年のミレジム・シャンパン、某ショップのセット購入に含まれていたので、価格はわかりませんが、キュヴェ・1522は、15K円ほどのようです。安いとは言えませんが、結構な値段になってしまった有名なメゾンのミレジムに比べるとお買い得と言えるかもしれません。

ドメーヌ・ド・モンティーユの赤は、グランクリュのコルトンを含めて、柔らかくてエレガントなワインで、お気に入りですが、今回のボーヌ・レ・グレーヴは、未だ割としっかりしとタンニンを感じたので、同時に購入した2015年は、少し寝かせて飲んでみたいと思います。

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