ここ数年、毎冬訪れている志賀高原スキー場。今年も2月の週末に、友人と日帰りスキーを楽しみました。ルーティーン化したここのスキーもさることながら、加えて毎回決まって訪れるレストランでのランチとワインも楽しみのひとつです。その魅力について少し触れたいと思います。
長野県の志賀高原スキー場は、スキーを楽しむ人であれば、知らない人はいないと思います。エリア内に大小18か所ものスキー場が点在しており、1日では、とても回り切れない広大なスキーリゾートです。ここ2、3シーズンは、コロナの影響で、やや閑散としていた感もありましたが、今年は、修学旅行やスキー教室も至る所で見られ、さらに海外からのスキーヤーも戻ってきており、かつての賑わいを見せていました。
何年か前は、泊りがけで訪れることもありましたが、ここ5年ほどは、もっぱら日帰りスキーで訪れています。日帰りでは、滑れるスキー場も決まっており、雪質が比較的良く、ロングコースの多い焼額山・奧志賀高原を中心に、加えて志賀で最高の雪質と思っている寺子屋スキー場で滑るのがお決まりになっています。
↓焼額山スキー場です。
いつも、ここの麓の志賀高原プリンスホテル西館の駐車場に車を止めています。コロナが落ち着いて、今年のこのホテルは、海外からのスキーヤーで溢れかえっていました。
1987年公開の映画「私をスキーに連れてって」の舞台になったゲレンデです。林間のロングコースが売りのゲレンデです。
↓奥志賀高原スキー場です。名前どおり志賀の最も奥に位置するスキー場で、標高が比較的高く、ロングコースなので一番のお気に入りです。ひと昔前までは、スノボ禁止のゲレンデで、大人の雰囲気のあるスキー場です。後述しますが、ここは、かつて、皇室御用達のスキー場でした。
写真は、2021年シーズンのものです。場所柄、一ノ瀬等の志賀高原中心部のスキー場に比べると空いていますが、コロナの影響もあり、2020~2021年は、更に閑散としていました。
↓焼額山・奥志賀とは道路を挟んで反対側になりますが、志賀高原で2番目に標高が高く、雪質抜群なスキー場、寺子屋スキー場です。晴れていれば、素晴らしい景色が楽しめます。
↓毎年、ランチは、ここ。奥志賀高原のゲレンデ麓に建つ「ホテルグランフェニックス奥志賀」のレストランです。
余談ですが、このホテル、かつては皇室御用達のホテルでした(今は、フェニックス社が中国資本傘下に入ってしまったの利用されることはないかと思いますが...)
↓2020年2月グランフェニックス奥志賀から帰宅される場面に出くわしました。
窓を開けて沿道に向けて笑顔で手を振っておられました。
↓ホテルの中にあるイタリアンレストラン「ステラ・アルピーナ」です。ここ数年は、人気で、昼食時にはかなり混み合うので、事前予約が必須です。この日も、11時に電話で予約をしたところ13時の予約となりました。
節のある木をあしらったお洒落な店内です。
セラーの上に、イタリアのプレミアムワイン、サッシカイアの空き瓶が並んでいます。
ちなみに昔は、DRCの瓶が並んでいました。このレストラン、(有料ですが)ワインの持ち込みもできるようです。
↓このレストランで、いつもオーダーするお気に入りが、ミラノ風ラザニアです。これ、なかなかの絶品です。
他に牛タンシチューやペッパーステーキ等も。カレーやスパゲッティ等の定番ゲレ食?もあります。ホテルのレストランなので、値段はそれなりです。(メニューは去年のもので、今年は、多少値上げされていたように思います)
↓これも毎回オーダする定番ワイン。イタリア アブルッツォ州のトレッビアーノ・ダブルッツォ「グラン・サッソ」(3900円/ボトル)です。
ビワ、洋ナシ、花梨の香りの冷やして美味しいフルーティな白ワインです。
このワイン、ラベルは数年前から変わっていますが、昔、家のみのデイリーワインとして、良く飲んでいました。サンジョヴェーゼやモンテプルチャーノからの赤ワインもあります。コストパフォーマンスの高いワインです。
↓昨シーズンも同じ組み合わせでした(笑)
↓過去は、こんなワインも。
地元の中野市にある「たかやしろファーム&ワイナリー」のシャルドネです。
信州サーモンときのこのクリームソース タリアテッレ(幅広平打ち麺)と相性はバッチリでした。
ちなみに、今年は、ノンアルコールのワインもオンリストされていました。
30年ほど前、海外スキーに嵌って、何度かヨーロッパアルプスを訪れました。フランスのシャモニ、ヴァル・ディ・ゼール、トロア・ヴァレー、イタリアのクールマイユール、スイスのツェルマット等を滑りました。広大なスキー場も感動ものでしたが、驚いたのは、昼食のスタイルです。日本で、ゲレンデの昼食といえば、カレーライスやラーメンを慌ただしくかきこむというのが普通でしたが、ヨーロッパのスキー場では、テラスで1時間以上かけてワインと食事を楽しむというというスタイルがあたりまえでした。
日本のスキー場のレストランも、最近はメニューが多様化し、脱カレーライスになりつつありますが、ボトルでワインを楽しみながら、ゆっくりとランチをとるというのは、まだまだ定着しているとはいえないと思います。その意味で、ホテルレストランではありますが、ゲレンデの中で、このスタイルを楽しめる数少ない場所かと思います。
了