15年ぶりに長野県の白馬村を訪れました。白馬といえば、以前は、冬のスキーがメインでしたが、今回は、栂池自然園と八方池へのトレッキングを愉しみました。夜は、お楽しみの東急白馬ホテルのフレンチディナーです。
9月12日からの2泊3日、泊りは、八方尾根に近い東急白馬ホテルです。
ホテルの部屋からは、左手には、八方尾根スキー場のゲレンデと正面奥には、雪を戴いた北アルプスの山々が眺められます。
心配していた天気は問題なかったものの、山の上の雲がちょっと気になります。初日は栂池自然園のトレッキングです。夏の栂池高原を訪れたのは、初めてになります。麓からゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぐと栂池山荘の近くに自然園の入り口があります。
自然園の大部分を占める湿地には木道が設置されています。一周、約3時間ほどのトレッキングコースになります。
初夏には、水芭蕉が咲き乱れるようですが、この時期は、様々な高山植物が楽しめます。
晴れていれば、雪を戴く山々が見られるようですが、この日は生憎、雲が垂れ込めており、北アルプスの絶景を愉しむことはできませんでしたが、下界の風景はそれなりに楽しめました。
雲の切れ目から、なんとか白馬大雪渓も見ることができました。
栂池高原から下山して、夕方までには、少し時間があったので、近くの姫川源流湧水を訪れました。この傍には、散策できる湿地がありますが、この日は、人が全くおらず、熊に注意の張り紙もあり、早々にホテルに戻りました。
夜は、ホテルのレストラン「シャモニー」にて、お楽しみのフレンチディナーです。シェフの永妻信人さんの素晴らしい創作フレンチが堪能できました。
今回、ワインは、ルイ・ジャドのシャンベルタン・クロ・ド・べーズの2006年を持ち込ませていただきました。
レストランのワインリストには、地元長野県産のワインが並んでおり、持ち込みをしなければ、おそらくこの中から選んでいたと思います。ちなみに、DRCのラ・ターシュが、99万9999円でオンリストされていました笑。
ルイ・ジャドのグラン・ヴァンですが、
鮮やかで深みのあるラズベリーレッドの外観。赤系果実が主体でブラックチェリー、ローズ、ドライハーブ、シナモンやリコリスのスパイスにナツメグやスーボワ、林床、皮革やアーシーな熟成香が感じられますが、予想していた以上に若さを感じます。味わいには、中程度の酸に、きめ細かく滑らかなタンニン、凝縮した果実からの艶やかで力強い骨格がハッキリと感じられます。状態も良く、熟成のピークは、更に5、6年後に訪れるのでは?と感じさせられる素晴らしいワインでした。
↓前菜の「湧水で育った大出信州サーモンのガトー仕立てクロモジの燻製クリームとお魚チュイル」
ユニークの魚の骨は竹炭で炙った菓子のようで、もちろん食べられます。
↓ジュンサイとつぶ貝とクリアなトマト水の冷製スープ
↓魚料理は、「山女魚のアイゴブリード」
香草とガリックのスープで煮込んでおり、包まれているセロファンをカットすると漂う素晴らしい香りを楽しむことができました。これは絶品です!
↓メインの肉料理は、「国産牛ロースの炙り焼き 塩尻五一わいんソース」です。
デザートの「極細檸檬モンブラン」
レモンソースのかかったアイスにその場でモンブランのクリームを絞ってくれというユニークな演出付きでした。
翌日は、八方尾根から八方池へのトレッキングです。こちらは、ゴンドラリフトと2本のリフトを乗り継いで、八方山荘から1.5時間くらいの道のりです。
こちらは、さすがに有名なハイキングコースなので、岩場のコースもありますが、要所に木道も設置されている為、子供連れから年配の方まで、多くの人が唐沢池を目指しています。
第2ケルン(息ケルン)を経て、標高2060mの八方池に到着します。
前日の栂池高原同様、この日も山の上は厚い雲がかかっており、残念ながら、北アルプスの山群の絶景は望めそうにありません。
この先の唐松岳へは、本格的な登山装備が必要な登山コースです。
帰路も下りのリフトとゴンドラを利用することで、あっという間に下山できます。
前日の栂池自然園を含めると、久々にハードなトレッキングでしたが、夏の暑さを忘れさせてくれる清々しさに、所々で目にすることができる可憐な高山植物に癒されました。
↓最後に、2日間のトレッキングで出会った高山植物UPします。
次回は、ぜひ、初夏や紅葉の白馬村も訪れてみたいと思います。
<了>