5月10日、伊東でタケノコ堀りを楽しみました。時期的にはちょっと遅いかなと思われましたが、まずまずの収穫でした。
夜は、炭火懐石で。ジャン・ラフェのグランクリュ古酒と合わせました。
伊東にある義母の実家裏の竹林で、ここ数年恒例行事になっているタケノコ堀りです。時期的には、この辺りでタケノコが顔を出し始める、4月末がベストなのですが、今年は、旅行の関係で、連休明けの5月2週目の週末。ちょっと遅いタケノコ堀りとなりました。
雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でしたが、探し回ったところ、なんとか、見つけることができました。
最終的には、まずまずの収穫となりました。
↓筍は、その場で、釜で茹でて、あく抜きしました。
↓この日の夕食は、常宿の伊東ハーヴェストのレストラン「竹のうち」にて炭火懐石を味わいました。
↓季節の酒菜盛り
胡麻豆腐 順菜 天豆 楚蟹 マイクロトマト 生海苔出汁
マイクロトマトって初めて食べました。
↓天麩羅
金目鯛 海老山芋湯葉堤包み揚げ 茄子 パブリカ
本来はお造りなのですが、苦手な食材があったので、変更してもらいました。
キンメの天麩羅、最高です。
↓炭火
金目鯛の炙り 梅紫蘇風味 季節の青味 揚牛蒡
国産牛のロース炙り 椎茸 クレソン
以前は、魚と肉をそれぞれ別々に選べたのですが、今回は魚肉ワンプレートでした。
↓この日の食事のお供のワインです。
2001 Jean Raphe Cols de Vougeot Grand Cru
モレ・サン・ドニに本拠地を置くドメーヌですが、現在は代替わりし、ドメーヌ名もジェラール・ラフェになっています。この2001年は、先代のジャン・ラフェのラスト・ヴィンテージになります。ジャン・ラフェはシャンベルタン・クロ・ド・ベーズの最高の生産者の一人とされ、パーカーから4ツ星を与えられた生産者です。
2000年のシャルム・シャンベルタンは、素晴らしいワインであったことを今でも記憶しています。
↓外観は淡いレンガ色。熟成を感じさせる色合いです。
香りも僅かにシェリー香が感じられます。ドライレーズン、ナッツ、マッシュルーム、土、枯葉、ダージリンの香り。やや高めの酸、シルキーなタンニン、果実味はまだ生きていますが、甘みは殆ど感じません。
ここまで書くとちょっとネガティブな印象ですが、時間とともに香りに妖艶さも出てきて、味わい的にも旨味が感じられ、なかなか楽しめる古酒でした。
(3.6)
繊細な懐石料理には、古酒との相性が悪くないと思いましたが、意外に天麩羅と良く合いました。
予想以上に熟成が進んでいる印象でした。もともと強い抽出をする造り手ではありませんが、弱いヴィンテージということもあり、経年相応に熟成が進んだという印象です。
グランクリュ古酒として十分楽しめましたが、欲をいえば、5,6年前に飲みたかったワインです。
了