ICENTIC試乗会

3月に北海道旅行のついでにニセコスキー場で開催されたフリーライドスキーICELANTIC(アイスランティック)の試乗会に行ってきました。目にしたことのないメーカでしたが、斬新なデザインと軽快な操作感に魅了されました。

 ICELANTICは13年前にアメリカコロラド州で創業されたスキーメーカです。いわゆるフリーライド、オールマンテンとかバックカントリーといったジャンルのスキーを作っていますが、何といっても、特徴は自然をモチーフにした斬新なグラフィックアートがプリントされている点です。これはトラビス・パーという人のデザインです。テールには、米国国旗が描かれており、メード・イン・イン・USAが強調されています。

ICELANTIC Japan
ICELANTIC Japan ICELANTIC Skis JAPAN 公式サイト【アイスランティック】 / 世界中を冒険し、遊び場にするコロラド発のスキーです。あなたのスキーライフにドキドキとワクワク、そして最高...
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今回のニセコは、実に20年ぶりになります。以前のニセコは殆ど覚えていませんが、現在は、ご存知のように、外国人が大勢街中を闊歩する街に変わっています。前々日に訪れたトマムとは異なりアジア系よりも西洋系(南半球やヨーロッパ?)の客が目立っていました。パウダーを味わいたくて、このスキー場を訪れたのでしょうが、シーズンも終わりに近づき雨が降る厳しいコディションでした。

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私の現在の愛用スキーは、VOLANT/ヴォラントというブランドのミッドファットスキーです。

VOLANTは、1989年にやはりコロラドで創業されたメーカーで、ステンレス・キャップ構造というステンレスで表面を覆った構造を特徴としていました。その後、2001年にオーストリアのATOMIC社に生産を委ねるようになりましたが、ステンレス・キャップ構造の特許は、渡さず、自社でも細々とこの構造を持つスキーを暫く作り続けていたようです。当時、ミナミスポーツで見かけましたが、20万近い値段だったと思います。私のモデルはATOMICのOEMモデルのようで、厳密にはオリジナルのステンレス・キャップ構造ではないようです。それでも、他に見ないシルバーのステンレスが表面に貼ってあるデザインに惹かれて、2002年頃に自由が丘のSOSショップで購入しました。在庫処分で半額以下の4万円くらいだったと記憶しています。

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ICELANTIC に話しを戻したいと思います。

今回特に興味を持ったのが、NOMADという売れ筋モデルで、圧雪ゲレンデからパウダーまで対応できるミッドファットファット〜ファットモデルです。基本的に構造は同じようですが、センター幅により、デザインが異なります。色々と乗り比べて気に入ったのが、センター幅が105cmと115cmのモデルです。105cmのモデルは、現在使用しているVOLANT近いものがあります。当日はあいにくの湿雪でゲレンデコンディションは最悪でしたが、そのような中でも非常に安定したターンができます。ステンレスの貼ってあるVOLANTに比べてはるかに軽くてしなやかですが、どちらも悪雪でも安定していました。悪雪での安定性という意味では115cmの方が上です。ターンもそれほどしにくい訳でもありません。ただ圧雪の普通のゲレンデを滑ることも考えると、105cmがベストな選択肢かもしれません。デザインの好みも105cmの方です。さらに125cmのセンターー幅を持つモデルもありますが、ややパウダーに特化してしまうように思います。また何よりもこのサイズになるとゴンドラ内は確実にキャビン内持ち込みになってしまうと思われます。

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左端がセンター105cm、右端がセンター125cmのモデル

今回は、カービングスキーに近いモデルもありましたが、ミッドファットスキーに慣れてしまっていることもあり、悪雪では、全く安定しませんでした。60を過ぎて、脚力も衰えたことも手伝っているようです。ミッドファットスキーについては、曲がりにくいイメージがあるかもしれませんが、きちんとスキーの重心に乗れる人であれば、全く問題はありません。何よりもパウダーでの浮遊感は大きな魅力です。実はVOLANTを購入した際にビンディングに当時流行していたプレートでかさ上げしたモデルを取り付けました。それにより、ターンのキッカケが掴みやすくなるというメリットが生まれました。そのことを試乗スタッフに話しましたが、あまりミッドファットやファットスキーにはポピュラーではないようです。

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なお今回の旅行ではスキー靴以外は持ってこなかったのですが、対応したスタッフが親切にも愛用のストックを貸してくれました。これが何と竹製のストックでした。いささか重いですが、目立つストックです。PandaPolesという商品名のようで、ICELANTIC社のHPから購入することができます。

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NOMAD115と竹製ポール

 今回の試乗モデル、デザインも含めて気に入りました。愛機と同じコロラド発のミッドファットスキーということで違和感なく乗れました。試乗したのは、2019年モデルでしたが、来年のモデルの話を聞けました。来年のモデルも自然をモチーフにしたデザインは変わりませんが、熊とかの動物が描き加わるようです。また、少し軽くなるとのこと。VOLANTも15年経っており、そろそろ替え時と考えているなかで、選択肢に加えようかと考えています。

(了)

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この記事を書いた人

1958年東京生まれです。
昨年、仕事をリタイアして大好きなブルゴーニュワインとグルメや旅行を楽しんでいます。
主な資格(Foods&Drinks):
JSA ワインエキスパートエクセレンス
JSA SAKE Dioploma
WSET Level3
CPA チーズプロフェッショナル
唎酒師

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