ロベール・シリュグ ヴォーヌ・ロマネ 1erCru レ・プティ・モン 2012年

ヴォーヌ・ロマネの家族経営の小ドメーヌ、ロベール・シリュグのヴォーヌ・ロマネ・1erCru・プティ・モンです。1月に2011年を飲んでいますが、今回は、良年の2012年ヴィンテージです。

ドメーヌについて

ヴォーヌ・ロマネに1960年に設立されたドメーヌは、現在の当主で3代目になります。2012年ヴィンテージは、2代目のロベール・シュルグ氏の長男のジャン・ルイ・シュルグ氏と長女のマリー・フランセ女史の代のもので、非常に評価が高かった時期のものです。(リアルワインガイド誌では、ジャンルイ氏の息子の現当主のワインの評価はいまいちのようです)

レ・プティ・モンの畑は、リシュブールの上部、すぐ北にクロ・パラントゥと接するという素晴らしいロケーションにあります。東北東を向いており、石灰の非常に多い粘土石灰土壌になります。総面積は2.82haで、シュルグが所有するのは、0.46haのようです。他の所有者としては、よく見るところでは、モンジャール・ミュニュレ、フランソワ・ゲルべ(ベルトー・ジェルべ)とかでしょうか?

f:id:turque1991:20200615232257j:plain

▼リシュブールの上部から、斜面の最上部まで広がっています。南東にはラ・ロマネがあります。こんな位置関係です。

f:id:turque1991:20200615232313j:plain

ドメーヌ・ロベール・シリュグ ヴォーヌ・ロマネ 1級 レ・プティ・モン 2012年
[2012]Domaine Robert Sirugue Vosne Romanee 1erCru Les Petits Monts

f:id:turque1991:20200615232352j:plain

中心にやや黒さを残し、縁には僅かなレンガ色も見えるラズベリーレッド。
抜栓後から赤系ベリーの良い香り。クランベリー、ラズベリー、レッドチェリー、スモモといった甘酸っぱい赤いベリーやチェリー。スミレ、甘草、ドライハーブ、熱量は低く、少し冷涼な印象を与えるゼラニウムのような香りも。樽からのやや控えめなバニラ香。最初は熟成香はそれほど感じられなかったが、1時間ほど経ったところで、紅茶やアーシーな腐葉土の熟成アロマも混ざり複雑に。味わいのアタックには豊かな酸、凝縮度はそこそこだか熟度を感じる果実味と甘苦いスパイス主体の味わい、タンニンはあくまでシルキーで滑らか。最初はややドライに感じたが、徐々に甘みもでてきて、

f:id:turque1991:20200616232309p:plain(3.6)

1月に飲んだ2011年も良かったですが、2011年は、やはり果実味の点でやや勝っているように感じます。

f:id:turque1991:20200615232406j:plain

▼イタリアのサルシッチャです。パルマ豚とマルサラ酒で造られた絶品のサルシッチャです。

f:id:turque1991:20200615232429j:plain

▼家庭菜園のなすとピーマン、ラタトゥイユ風です。

f:id:turque1991:20200615232442j:plain

ロベール・シュルグのプティ・モン2012年の、ストックを調べたら5本もありました。他のヴィンテージはほとんど飲んでしまったこともありますが、当時相当気になって買っていたようです。ちなみに、この年は、このドメーヌのフラグシップでレアもののグラン・エシェゾーも1本だけ買えていたようです。今後の熟成を楽しみにしたいと思います。

<了>

楽天市場でロベール・シリュグのワインを探す

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1958年東京生まれです。
昨年、仕事をリタイアして大好きなブルゴーニュワインとグルメや旅行を楽しんでいます。
主な資格(Foods&Drinks):
JSA ワインエキスパートエクセレンス
JSA SAKE Dioploma
WSET Level3
CPA チーズプロフェッショナル
唎酒師

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次