南ローヌのお気に入りドメーヌ、ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスのシャトーヌフ・デュ・パブのスペシャル・キュヴべ、グルナッシュ100%の「ショパン」。WA96pt高評価の2009年ヴィンテージです。
ドメーヌについて
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナスは、1973年エメ・サボンが、クールテゾンという村にある”ジャナス”という名前の家族農場の名前を取って創立したドメーヌです。特に2000年以降の評価は素晴らしく、ロバートパーカーのバイヤーズガイドでも5つ星の生産者として紹介されています。現在では90haもの畑を所有し、13種のブドウを栽培しています。多品種の栽培は、シャトー・ヌフ・デュ・パブ(CNDP)で認められているブドウ品種への対応かと思いますが、このシャトー・ヌフ・デュ・パブ・キュヴェ・ショパンは、樹齢100年を含む古樹のグルナッシュ100%で造られているワインです。毎年生産されないスペシャル・キュヴェを除くとスタンダートのCNDP以外に、複数品種の古樹ブドウからの混醸の「シャトー・ヌフ・デュ・パブ・ヴィエイユ・ヴィーニュ」と併せて、毎年、高い評価を受けています。2009年ヴィンテージもWA96というハイスコアですが、リリース当時の価格は10K円前後で、コストパフォーマンスに優れたローヌのワインのひとつだと思います。トップラインのみならず、スタンダードのコート・デュ・ローヌも手ごろな価格ながら、ハズレのない美味しいワインだと思います。
ドメーヌ・ド・ラ・ジャナス・シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・ショパン 2009年
[2009] Domaine de la Janasse Chateauneuf du Pape Cuvee Chaupin

予想どおり濃いが、漆黒ではない深みのあるダークチェリーレッド。カシス(ブラックカラント)のコンポートやブラックチェリー、煮詰めたプルーンのような熟度の高さを感じる黒系果実の深く甘い香り。牡丹の花や甘草、ナツメグ、なめし皮、コーヒー、ロースト香。味わいは豊かな酸のアタック、中盤には凝縮した厚みのある果実味と少し粉っぽくも感じられる甘いタンニン。長い余韻。高いアルコール(15.5度!)からのボリュームを感じる。
2日に渡って飲みましたが、2日目の方が各要素のバランスが取れており好印象でした。初日やや浮いた感じのアルコールも落ち着いており、濃厚なことに変わりはないものの、酸も上品に感じられるようになりました。
(3.8)

▼合わせるチーズは、ゴルゴンゾーラ・ピカンテとフルム・ダンベールのイタリアとフランスを代表するブルーチーズです。
フルムダンベールとの相性の良さは充分に感じられますが、これくらい濃厚でアルコール度数の高いワインには、よりシャープなゴルゴンゾーラ・ピカンテも問題ありません。ただ、このピカンテ、かなり熟成が進んで、さらにシャープさが増していたので、やはり、甘口のワインにあわせた方が相性的には良かったと思います。

▼鴨のパストラミ(ハム)と。牡蠣は、白ワイン用です…。

▼実は、この料理に合わせる目的で、このワインを選びました。
イベリコ豚のカルビ肉のソテーです。肉と脂身の持つ旨味とこのグルナッシュ100%の濃厚なワインが絶妙の相性です。

ワイン・アドヴォケート誌の評価は、ローヌ好きのロバート・パーカーの好みを反映しか、ローヌのワインにやや甘めに感じますが、このジャナスのワインは、個人的には好みのひとつです。ピノノワール好きですけどグリルやソテーした香ばしい肉料理には、ローヌのグルナッシュやシラーのガッツン系のワインをたまに飲みたくなります。熟成が進むとどうなるのかという興味もありますが、ジャナスに関しては、バックヴィンテージは殆ど見かけないので、購入した残りの2009年や2010年を少し時間を掛けて愉しみたいと思います。
よりお手頃のコート・デュ・ローヌやロゼも非常に魅力的なワインで、お奨めです。
<了>
↓おすすめです。
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