J.J.コンフュロ・シャンボール・ミュジニー・1er・2012年

ジャン・ジャック・コンフュロンのシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ 2012 年です。少し前にこのドメーヌの同じ2012年のニュイ・サン=ジョルジュの2つのプルミエ・クリュを飲み比べましたが、シャンボール・ミュジニーはどうでしょうか?

ロバートパーカーがブルゴーニュの5つ星生産者と評価をし、一躍人気が上昇したドメーヌ・ジャン・ジャック(J.J.)コンフュロン。プレモー・プリセ村に本拠を置おくドメーヌですが、フラッグシップは、シャルル・ノエラから譲り受けたロマネ・サン=ヴィヴァンですが、シャンボールミュジニーにも畑を所有しています。今回のシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュは、シャンボール・ミュジニー村の中心に近い、レ・シャトロ(Les Chatelots)とレ・フスロット(Les Fusselottes)の2つの畑のブドウをブレンドしたワインです。レ・フスロットは、単独でも非常に評価の高い1級畑なので、敢えて、ブレンドしなくても良さそうですが、生産量の関係でしょうか?

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ちなみに、3ヶ月ほど前に飲んだ同じ2012年のニュイ・サン=ジョルジュのプルミエ・クリュ、レ・シャブッフとオー・ブドー、好みとしては、より華やかなボーヌ・ロマネに近いオー・ブドーでしたが、いずれもそろそろ飲み頃にはいったかなという印象でした。

ジャック・コンフュロンのシャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ 2012 年
[2012] Domaine Jean-Jacques Confuton Chambolle-Musigny 1er Cru

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▼9年経過した2012年ですが、未だ閉じ気味のワインもあることから、一応、デキャンタ―ジュしました。

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やや濃いめで艶のあるガーネットがかったラズベリーレッド。香りは良く開いており、カシス、ブラックベリー、プルーン、ダークチェリーの主に黒系果実の芳香、スミレや牡丹の花、強くはないが樽からのロースト、バニラ香。加えてドライハーブやリコリスやシナモンのベーキングスパイス、わずかにオリエンタルスパイスの複雑な香りも。味わいによく熟した果実の厚みと伸びやかな酸、アルコール度数は13.5度だがそれ以上にアルコールからのボリューム感も感じられる。タンニンは収斂性はないが、まだしっかり感じられる。時間と共に腐葉土やシガレットやミルクティっぽい香りも。華やかながらも複雑で力強さも持ち合わせた正にシャンボール・ミュジニーっぽいプルミエ・クリュでした。

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▼パルミジャーノ・レッジャーノと鴨のパストラミと。

ちなみにこのパルミジャーノ・レッジャーノ、1kgあります。24か月熟成ですが、100gあたり400円ほどで、結構お得です。しばしば購入しています。

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やや濃いめですが、酸・甘み・タンニンのバランスが取れた味わいで、抽出の強さからか、しっかりと凝縮した果実味の厚みが感じられる1本でした。やはり、J.J.コンフュロンは、好みの造り手であることを再認識したワインでした。

<了>

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この記事を書いた人

1958年東京生まれです。
昨年、仕事をリタイアして大好きなブルゴーニュワインとグルメや旅行を楽しんでいます。
主な資格(Foods&Drinks):
JSA ワインエキスパートエクセレンス
JSA SAKE Dioploma
WSET Level3
CPA チーズプロフェッショナル
唎酒師

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