2026年2月の家飲みワインから。
ドメーヌ・ド・モンティーユ ニュイ・サン・ジョルジュ・1er・オー・トレ 2012年 /
2012 Domaine de Montille Nuits-Saint-Georges 1er Cru Aux Thorey
ドメーヌと畑について
ヴォルネイ村に拠をおく18世紀創業の名門ドメーヌです。コート・ド・ボーヌに多くの1級畑や特級畑を所有していますが、コート・ド・ニュイにも一部畑を所有しています。ボーヌ・ロマネ・1er・レ・マルコンソールが有名ですが、ニュイ・サン・ジョルジュでも、この1級畑のオー・トレ(イ)と村名格のオー・サン・ジュリアンの2つの畑を所有しています。いずれもヴォーヌ・ロマネ寄りの畑です。オー・トレの所有者として、知っているのは。このド・モンティーユとシルヴァン・カティアールくらいです。ダヴィド・デュバンのオー・トレも有名ですが、所有はしていないと思います。

テースティングメモ
淵にレンガ色の混ざる熟成感のある淡いガーネット。抜栓直後の香りはやや控えめで、30分くらいでやわらかな香りが開きだす。ドライレッドチェリー、ナツメグやシナモンなどのベーキングスパイス、アーシーで冷涼さを感じるミネラル、わずかに紅茶のニュアンスも。やや高い酸、ドライながら旨味も感じるが、タンニンからの苦みが少し際立つところがちょっと気になる。中程度の長さの余韻。
この造り手らしい、クラシカルで控えめ・柔らかさを感じるワインですが、ピークをやや過ぎた感じ。
(3.1)
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バロン・エドモンド・ロートシルト アカルア ピノ・ノワール 2022年 /
2022 Baron Edmond de Rothschild Akaura Pinot Noir
ワイナリーについて
昨年、ニュージーランドを訪れた際に、クメウのワインショップで購入したワイン。
全く知らないワイナリーでしたが、ラベルには見覚えのあるマークが…ロスチャイルド家です。
アカルア・ワイナリーは 、ニュージーランドのセントラル・オタゴ州バノックバーン地方に拠点を置く1996年創業のワイン生産者で、2022年にエドモンド・ド・ロートシルト・ヘリテージが買収したようです。

テースティングメモ
輝きのあるやや淡いルビーレッドの外観。ラズベリーやレッドプラムの赤い果実にブラックチェリーのやや黒っぽい果実のニュアンス、ローズペタル、スミレやセージ、オレガノ。抜栓直後は、ニュージーランドの若いピノらしい、フルーティでチャーミングなワインな印象だったが、時間とともにミネラル感やスパイス、樽からの(過剰すぎな)ロースト香、更に下草の香りが混ざり合い心地よい複雑さも。やや高い酸、中程度ながら滑らかなタンニン。ドライだが柔らかな果実味。ミディアムボディ。バノックバーンらしい骨格も感じられ、これは美味しい。
(3.3)

日本には入っていないと思いましたが、調べるとピーロートさんが輸入しているようです。ただし、1万円近い価格でのようです。Wine-Sercherの平均価格は6千円弱、現地では4千円台だったと思いますので、日本での価格は、ちょっと高すぎます。5千円台でロスチェイルドブランドであれば、これは、結構人気が出るのではと思いますが….
エミール・ベイエ リースリング・レ・プレミス 2024年 /
2024 Emile Beyer Riesling Les Premices
ワイナリーについて
アルザスのコルマールの南西に位置するエギスハイム(Eguisheim)にある1580年創業の歴史のあるワイナリー。
所有畑は、17haで、エミール・ベイエ(Eichberg)とフェルジヒベルク(Pfersigberg)のグラン・クリュに畑を所有しているようです。

テースティングメモ
やや濃いレモンイエローの外観。レモン、ライムの熟した柑橘果実、オレンジブロッサムのフローラルな香りにレモンバーム、ハチミツも。石灰からのミネラルの強い香り。リースリング特有のペトロ香は殆ど感じられない。味わいは、リースリングらしい溌溂な酸のアタック。基本的にドライながら、ふくよかな厚みのある果実味が特徴的な美味しいリースリング👍
(3.3)
フィラディスさんのセットワインに含まれていた1本ですが、これは掘り出し物でした。リピート候補。
フェヴレ メルキュレ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2021年 /
2021 Faiveley Mercurey Vieilles Vignes Rouge
ワイナリーについて
ニュイ・サン・ジョルジュに本拠を置くフェヴレ。ネゴアンであるるともに、120haもの自社畑を所有していますが、その半分以上が、コート・シャロネーズにあります。なかでも、メルキュレには、今回の村名VVだけでも、27haを所有しています。その意味で、メルキュレは、フェヴレを代表するキュヴェと言えると思います。

テースティングメモ
深みのある中程度のルビーレッド。例年のこのワインに比べると淡い色調。香りは最初から開いており、ラズベリー、レッドチェリー、セージ等の落ち着いたハーブ香。わずかに土っぽさと樽からのロースト香。味わいは、中程度の酸のアタック、タンニンは中程度ながらきめ細かい。色の割にしっかりとした果実味も感じるが、樽のニュアンスそこそこ強く感じる。過度にオーキーというほどではなくギリギリバランスは保っている印象。余韻は中程度。
(3.1)

良くも悪くも2021年らしいブルゴーニュ赤だと思います。熱量は高くなく、飲み心地の良いエレガントなワイン。
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パルマッツ・ヴィンヤード セダール・クノール・ヴィンヤード 2018年 /
2018 Palmaz Vineyards Cedar Knoll Vineyards Cabernet Sauvgnon
ワイナリーについて
銘柄がワイナリー名になっていますが、以下、裏ラベルに書かれている説明です。
「Cedar Knoll Vineyards は、ナパ・ヴァレーの開拓期を支えた醸造家ヘンリー・ヘイゲンによって 1881 年に創設されました。禁酒法によってワイナリーは閉鎖され、畑は荒れ果て、約 80 年もの間放置されることになります。1996 年、パルマッツ家がこのナパの歴史の一章を復活させることを決意しました。今では再び畑は活気を取り戻し、Cedar Knoll Vineyards はその歴史と創設者に敬意を表して、プレミアムワインを生み出しています」
造り手のPalmaz Vineyards(パルマッツ・ヴィンヤード)は、アルゼンチン出身の外科医 フリオ・パルマッツ(Julio Palmaz)によって設立されたワイナリーで、“ナパの失われた歴史を取り戻す”という理念で、このCedar Knoll Vineyards取得し、再建しており、現在の所有畑は250haに及びます。
畑は、ナパヴァレーの南部のクームズヴィル(Coombsville)AVAに位置しています。2011年に承認されたAVAで、有名なカーネロスAVAの近くです。ワインの資格の勉強をした方は、ご存じだと思いますが、この辺りは、サンパブロ湾の海風の影響を受け比較的冷涼な気候として知られています。ヴァカ山脈の麓に位置し、川に近い平地は、冷涼な気候を活かしてピノ・ノワールやシャルドネ、山側の斜面には、カベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。

テースティングメモ
黒みがかった濃いダークチェリーレッド。粘性は高め(14.8%)。カシス、ブラックチェリー、ブラックプラム、クローヴ、ナツメグ、ダークチョコレート、シダー、皮革の香り、青っぽさは感じない典型的なナパのカベルネソーヴィニヨンの香り。さらにタバコの熟成香も現れています。酸は中程度(他の要素が強く、相対的に低く感じる)、凝縮した黒系果実とスパイス風味。タンニンは多いが滑らかで収斂性は感じない。フルボディ。長い余韻。
確かに濃いが、重さを感じないどことなくエレガントさも感じられるナパカベ。
(3.5)

パルマッツのフラッグシップのカベルネ・ソーヴィニヨンは、4万円近いワインですが、セカンド的な位置づけのこの銘柄は、半額以下で購入できます。
ルー・デュモン フィサン 2021年 /
2021 Lou Dumont Fixin
ワイナリーについて
説明不要かと思いますが、エレガントで柔らかなまさに日本人好みのワインの作り手として評価の高い仲田晃司さんのワイナリーです。本拠地であるジュヴレ・シャンベルタンのワイン(毎年買っています)のワインはこのワイナリーを代表するワインと言えるかと思いますが、隣接するフィサンも定評のあるワインかと思います。

テースティングメモ
淡いガーネットの外観。ラズベリーやアメリカンチェリーの赤黒系果実とドライハーブに僅かに土っぽい香り、更に一瞬運還元香とも感じたスモーキーな香りが混ざる。樽は控えめな造り手なので、樽由来だけでなく、ミネラル由来の香りが加わった薫香と思われる。実際味わいにも僅かな塩っ気も感じる。中程度の酸に僅かな甘みを伴う旨味。タンニンはやや少なくきめ細かいく、滑らかな口あたり。このヴィンテージの特徴をあらわす淡さであるが、旨味はきちんと乗っている印象。
(3.5)

↓赤身の肉と合わせました。

リオハ・ベガ ブランコ 2023年 /
2023 Rioja Vega Blanco
ワイナリーについて
ボデガス・リオハ・ベガは1882年にリオハで設立された伝統あるワイナリーです。スペインでDOの原産地呼称制度が誕生する(注:1947年のことです)前よりワイン造りを行っていたため、ワイナリー名にDO名である“リオハ”を使用することができた数少ないワイナリーです。ちなみに“ベガ”は琴座にある星の名前で、コストパフォーマンスの高いワインを作りだす「リオハの輝ける星」という意味に由来しているようです。
このワイナリーを知ったのは、黒ブドウのテンプラリーニョからの珍しい白ワイン”Rioja Vega Tempranillo Blanco Reserva”がきっかけです(→こちら)

テースティングメモ
こちらは、ビウラ100%のワインです。
輝きのある黄金色の外観。洋ナシや熟した柑橘果実、パイナップルやわずかに黄桃の黄色い果実の香りに比較的強めのチョーキーなミネラル香。アタックの酸は中程度で爽やかなニュアンス。品種特有のミネラルからの塩味を感じる。1000円前後の価格からシンプルなワインを想像しましたが、薄っぺらさはなく、柔らかながら意外に果実の厚みが感じられます。デイリーワインとしては、悪くないと思います。
(3.0)
アルバ・ベガ アルバリーニョ 2023年 /
Alba Vega Albariño 2023
ワイナリーについて
上記リオハ・ヴェガのオーナであるフェリペ・ウガルデが買収したガリシアのワイナリーです。
リアス・バイシャス。リアス・バイシャスのサブ・リージョンであるヴァル・ド・サルネス(Val do Salnes)からのアルバリーニョのワインです。ちなみにインポーターは、重松貿易です。

テースティングメモ
半年ほと前に何度か飲んでいるワインです。
中程度のレモンイエローの外観。熟した柑橘果実、青リンゴ、パイナップルやレモンバーム、果実の花の香り。ビウラに比べ香りは華やか。酸はやや高めでやはりビウラに比べると高く、そこそこ果実の厚みもじられる。塩味を感じるミネラル、わずかな苦みの余韻。
(3.1)
リアスバイシャスのアルバリーニョは2K円を超えるのが普通ですが、このワインは千円台で購入可能です。さすがにインパクトのある味わいではありませんが、品種特有の良さは充分に感じられるコストパフォーマンスに優れたアルバリーニョワインだと思います。
了

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