フラジェ・エシェゾー村のドメーヌ・ブリューノ・デゾネイ・ビセイのブルーニュ・ピノノワール2018年です。最近、しばしば、ネットで高く評価されているのを知り、まだ価格が高騰しないうちに何本か購入してみました。
今回、まずレジョナルのブルゴーニュ・ルージュから飲んでみました。
以下、インポータ情報になります。
「現当主ブリューノ デゾネイ氏は、1975年に彼の妻の祖母が所有していたフラジェ エシェゾーの2haの畑で分益小作による開墾から始めました。1994年の義祖父母の引退で引き継いだ畑と個人で購入した畑を合わせて5つの村に約6haを所有し、実直で真面目な性格のブリューノ氏は伝統的な手法でクラシックなワインを造っています」
あまり馴染みのなかったドメーヌで、エチケットのデザインもブルゴーニュのワインとしては、よく見かけるデザイン(ドメーヌ・フランソワ・ジェルべによく似ています)なので、正直あまり食指をそそられることはなかったのですが、インターネット上で2017年ヴィンテージの結構高い評価が目に留まり、更に評価の上がっていると思われる2018年ヴィンテージをレジョナルから、村名、村名1級、グラン・クリュのグラン・エシェゾーまで購入してみました。値段は未だそれほど高騰していないようです。
まずは、裾もののブルゴーニュ・レジョナルを開けてみました。
ドメーヌ・ブリューノ・デゾネイ・ビセイ ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2018年
[2018] Domaine Bruno Desaunay-Bissey Bourgogne Pinot Noir
フラジェ エシェゾー村に位置する「Les Rouges Champs(レ ルージュ シャン)」「Le Poirier D`aout(ル ポワリエ ド ウット)」「Les Combes(レ コンブ)」の3区画で面積は合計約1.5ha。 マップ上にこの区画の表記は見あたらないので、おそらく国道(D974 )の東側の畑ではないかと思います。

以下、テースティングメモです。
結構濃いめの紫蘇色っぽいダークチェリーレッド。ブルゴーニュらしからぬ2018年ヴィンテージらしい濃い外観笑。
抜栓直後は、うんともすんとも言わない、香りは、明らかに閉じ気味。エッジは長めで、アルコール度数を見ると14.5%!。1時間ほどして、微かにカシスやブラックベリーの黒系寄りの果実のコンポートの香り。スミレや牡丹、ゼラニウムやなめし皮やコーヒー的な香りも。味わいは、重心が低く、しっかりとした酸と少し粉っぽく感じるタンニン。
初日に開かせることは諦め、2日目に再度トライしたが、初日とあまり変わらない。2018年のブルゴーニュ・レジョナルとしては、最初の印象は、(濃いという点で)少し前に飲んだシャンボール・ミュジニーのディジオイア・ロワイエ(こちらのアルコール度数は14.3%)に似ているが、時間と共に急速に開いてきたディジオイア・ロワイエに比べると、最後まで開かず。割と外交的な2018年ブルゴーニュ・レジョナルが多い中にあっては少し意外。
(3.0)

天候的に恵まれ、収穫量も多かったブルごニューの2018年ヴィンテージ。これまで飲んだのは、未だ、ほとんど裾もののレジョナルが殆どですが、外交的で今飲んで美味しいワインが多いという印象ですが、このワインは、例外的に閉じていおり、バランス的には正直?で、今飲むべきワインではないかなという印象でした。同時に購入した村名以上のワインについては、暫く寝かせてみたいと思います。
<了>
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