新型コロナ禍のなか、東京は外出自粛要請で、花見にも出かけられない状況ですが、替わりに、そろそろ咲き始めた我が家のブルーベリーの花を愉しみました。
昨年の台風東京直撃で、我が家のブルーベリーも少なからず影響を受けました。枝に相当のダメージを受け、今年はあまり収穫が望めない樹もありますが、多くは、例年どおり、ハイブッシュ系の品種から多くの花を咲かせ始めています。
まず、毎年最も美しい大きなピンクの花を咲かせ目を楽しませてくれる”ブラデン”(サザンハイブッシュ系)です。
際立って大きく美しい花が特徴な品種ですが、残念ながら、例年結実率があまり高くありません。今年は如何に?
▼ユーリカ(サザンハイブッシュ系)
毎年いち早く開花する品種です。大実に見合う大きな白い花です。
▼オニール(サザンハイブッシュ系)
レガシーな品種ですが、果実には独特な甘さがあり、美味しいです。
▼ピロキシ(サザンハイブッシュ系)
これもレガシーな品種ですが、あまり頑強な品種でないという印象です。
▼リベイル(サザンハイブッシュ系)
ブラデンほど大きく華やではありませんが、ピンク系の花です。樹勢が弱く難しい品種ですが、今年は珍しく多くの花が咲きました。
▼スノー・チェイサー(サザンハイブッシュ系)
最も早く開花する品種です。昨年は12月!に開花が始まりました。殆どの花が、ピークを過ぎています。
▼スプリングハイ(サザンハイブッシュ系)
オーシャン貿易のPVP品種(種苗法に登録された品種)です。
▼ミスティ(サザンハイブッシュ系)
異常なほど多くの花が咲きます。大実を期待するには摘花が必須な品種です。
▼エメラルド(サザンハイブッシュ系)
これも数年前から栽培している品種です。本来豊産種のようですが、我が家では、あまりパッとしません。今年は多くの花が咲いており、期待したいと思います。
▼ケストラル(サザンハイブッシュ系)
大関ワイナリーのPVP品種です。2年前に購入しましたが、未だ期待したほどの成果は表れていません。
▼フリッカー(サザンハイブッシュ系)
上記同様、大関ナーセリーのPVP品種です。環境が合わないのか、これも成果は、いまいちです。
▼ハンナーズチョイス(ノーザンハイブッシュ系)
比較的良い成果が得られる品種なので、今年、接木を2本買い増ししました。
▼エチョーダ(ノーザンハイブッシュ系)
これもかなり前から栽培していますが、ここ数年、優秀な品種であることを再認識しています。今年買い増ししました。
▼パトリオット(ノーザンハイブッシュ系)
大実品種ですが、花は、少し黄色がかった小さな花です。
▼シエラ(ノーザンハイブッシュ系)
昨年大苗を購入しました。花は多く咲きましたが、あまり結実しませんでした。サザンハイブッシュ系に比べると、自家受粉はしにくいので受粉が少なかっただけだと思いますが...
以上は、全て開花の早いハイブッシュ系ですが、ハイブリッド系(ハイブッシュ系とラビットアイ系の交配品種)のピンク色の果実が特徴のピンクレモネードもこの時期に開花します。
一方で、開花の遅いラビットアイ系品種は、開花している品種はありません。
▼フェスティバル(ラビットアイ系)
大きめの蕾がピンクの品種です。
3月末のこの時期、東京では、未だ受粉昆虫の蜂が飛び回っていません。蜂が訪れるのを待っていられないので、少しずつ人工授粉を始めています。
<了>