バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ジャック・フレデリック・ミュニュレ ニュイ・サン=ジョルジュ・クロ・デ・ラ・マルシェ 2010年

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ヴォギュエやジョルジュ・ルーミエと並んでシャンボール・ミュジニを代表する名手、フレデリック・ミュニュレのモノポール、ニュイ・サン=ジョルジュ・1erCru・クロ・デ・ラ・マルシェ の良年2010年ヴィンテージです。

ドメーヌの歴史は1863年に遡ります。設立当時、ミュ二エ家はカカオリキュールや、ワインをベースにブラックベリーやチェリーの風味付けをした“アペリティフ・ミュニエ”で財を成し、土地とシャトーを購入しました。しかし1950年、金銭的な問題からモノポールであるクロ・ド・ラ・マレシャルを含むブドウ畑の大部分を他の生産者に貸出さざるを得なくなります。その後1978年にフレデリック・ミュニエ氏の父が、シャンボール・ミュジニーの畑を買い戻し、5代目の現当主であるフレデリック・ミュニエ氏が2003年にクロ・ド・ラ・マレシャルの畑を買い戻したことで、ワイナリーは飛躍的な成長を遂げました。ドメーヌの象徴であるこのコート・ド・ニュイ最大のモノポール1級畑は、ニュイ・サン=ジョルジュ村の位置するプリモ・プリセイ村南端に位置します。ピノノワール約9.8haに加えて少量の白ワインのシャルドネも植えられています。

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ジャック・フレデリック・ミュニュレ ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・ド・ラ・マルシャル 2010年
Domaine Jacques-Frederic MUGNIER[2010]Nuits-Saint-Georges 1er Cru Clos de la Marechale

ドメーヌのフラッグシップは、ミュジニーとレ・ザムルーズですが、生産量の少なさと高い人気から、非常に高価で入手しにくいワインです。その一方で、このクロ・ド・ラ・マルシャルは、比較的価格が抑えられており、生産量も多い為、比較的入手しやすいワインです。

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艶のあるルビーレッドカラー。
ラズベリーアメリカンチェリーの赤系果実。スミレ、薔薇、ドライハーブ、丁子。土、スーボア、紅茶。柔らかい酸とシルキーなタンニン。土っぽさにニュイ・サンジョルジュのワインを感じさせるが、野暮ったさを全く感じない。深みには欠けるが、洗練された、綺麗に熟成した感じのエレガントなニュイ・サン=ジョルシュ。

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▼ボーフォール・エテとフルム・ダンベールBIO。

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▼最近自宅で沢山収穫できるナスとカルビ。

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▼優しいワインなので、あまり味の濃い料理よりも、チキンの見込みとかの相性が良いようです。

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前日に、インパクトの強いドミニク・ローランのポマール・ゼプノ2006年と飲んだこともあり、正直やや物足りなさを感じてしまいましたが、これはこれで優しく、美味しいワインではありました。10年経っており、熟成感を期待しましたが、妖艶な香りとまではいかず、やはり良年の2010年という感じで、あと数年寝かせれば、最高の熟成を迎えそうなワインのようです。

(了)