バッカスのささやき

ワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒との出会いと趣味のブルーベリー栽培を中心に日常を綴ります。

ブルゴーニュの旅~フランスの美しい村シャトーヌフ

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8/30~9/8の10日間でフランスのシャンパーニュ地方とブルゴーニュ地方をレンタカーで旅行しました。後半のブルゴーニュ旅行は、ブルゴーニュワインの銘醸地コート・ドール(黄金の丘)地方を拠点にしましたが、そこから「フランスの最も美しい村」に選ばれたシャトーヌフ(Châteauneuf)に足を延ばしました。

コート・ドール地方3日目は、午前中にヴォーヌ・ロマネの畑を散策後、午後にワイン畑から少し離れて、シャトーヌフ(Châteauneuf)の村を訪れました。昼食をとったニュイ・サン・ジョルジュから約34km、約50分の道のりですが、途中、ふと見つけた運河の村に寄ったので、シャトー・ヌフに着いたときは15時を回っていました。ボーヌから直接向かうのであれば、高速道路(A6)も利用できるようです。

 

 下道とA6が交差する地点を過ぎると、やがて丘の上の美しい城が見えてきます。麓は既に刈り取られた麦畑のようです。

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▼丘の上まで車で行くことができますが、結構、急な坂ですが、自転車で登っている人を多く見かけます。

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▼小さな村ですが、洒落たレストランがあります。

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▼シャトーヌフのシャトー(城)の入り口です。自転車がずらりと並んでいます。自分と同じくらいの年の人達も見かけました。

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▼入口にある塔です。

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12世紀に建てられた城で、5本の円筒注の塔と外壁は12世紀から15世紀までの間に建設されたようです。

入り口を入ったところにショップがあり、ここで入場料を払うと、国籍を聞かれ、Joponと答えると、日本語で書かれたガイダンスシートを渡され、チェーンをあけてくれます。 

「Chateau de Chateaunefu-en-Auxois  シャトーヌフ・アン・オクソワの城」
というタイトルのガイダンスには、城の歴史について、要約すると、こんなことが書かれています。

・軍事目的の城であった

・この城の建設をこの地に決めたのはジャン・ド・ショウドネでこの時代の警備体制を整えるのにふさわしいものであった。

・ジャン・ショウドネの末の息子が1175年にこの城の城主となり、シャトーヌフのジャン1世となった。

・この城は1455年までシャトーヌフ家のものであった。その年(この城の城主である)シャトーヌフのカトリーヌは夫を毒殺し、彼女は裁判にかけられ投獄された。

・カトリーヌは、1456年3月13日に有罪判決を受け、パリのコンシェルジェリー牢獄に引き渡された後、養豚市場で火あぶりの刑に処された。彼女がシャトーヌフ家の最後の末裔であった。

・1457年にブルゴーニュ大公のフィリップ美男王はこの城を参事官、フィリップ・ポに譲渡した

・その後、領地はモンモレンシー家、その後はルクセンブルク家に引き継がれたが、1627年にはコマランの伯爵、シャルル・ド・ヴィエンヌに売却された。更に1767年には、モンマルトルのジャン・パリという銀行家、そしてついにはダマ家への手中に収まった。

・その後は婚姻関係などによりヴォーグ家の所有となったが、1936年に国に寄贈された

見た目はとても美しい城ですが、下線の部分に注目すると、実は、結構ドロドロした歴史をもった城のようです。

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▼塔の間や窓からは、美しい村と麓の広大な景色が広がります。

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▼シャトーの内部です。まず、こんな模型が展示されています。

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▼寝室のようです。

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▼バスタブとトイレ(右上)です。

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▼窓からは、はるか眼下に広大な景色が広がります。

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▼ここは、当初、軍事要塞の目的で建てられた城のようです。

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▼良く分かりませんが、不気味なオブジェです。

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▼写真のようですが、結構シュールです。これが、夫を殺して処刑されたカトリーヌでしょうか?

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▼城を後にして、しばらく歩いたところに見晴台があり、眼下に素晴らしい風景が広がっています。

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 1時間半ほどシャトーと村を散策して、ヴォーヌ・ロマネに戻りましたが、途中でブドウ畑のある村を通りました。

▼アルスナン(Arcenant)という村のようですが、このあたりから、コート・ド・ニュイのブドウ畑の産地になるようです。

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シャトーヌフは、車でないとなかなか行けない場所かもしれませんが、ボーヌやディジョンからは、ヴェズレーほど遠くはありません。頑張れば(急坂はありますが)自転車でも行けるかもしれません。世界遺産のヴェズレーは、必見かもしれませんが、シャトーヌフは、ヴェズレーほどは観光地化されておらず、素朴なブルゴーニュの村やおぞましい?歴史を持ちながらも美しい城と素晴らしい景色を愉しめるお奨めのスポットです。

(終)