Bon Vin , Bon Sake , Bon Fromage

ブルゴーニュワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒とチーズの出会いを中心に日常を綴ります。

那須高原のフレンチと味わうドゥーヴィサ&ルソー


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台風一過の猛暑の中、那須高原でフレンチとともにヴァンサン・ドゥ―ヴィサのシャブリGCとアルマン・ルソー・ジュヴレ・シャンベルタン1erCruを味わいました。涼を求めて散策した那須のネーチャー・スポットと合わせて書きたいと思います。

猛暑残る盆明けの少し贅沢なディナーは、那須御用邸に隣接する東急ハーベストクラブ那須のメインダイニングG-Dining 光彩で楽しみました。和洋折衷のメニューが売りのようですが、今回は、純粋なフレンチです。

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ワインは、そろそろ飲み頃に入った赤白ブルゴーニュ、ヴァンサン・ドゥーヴィサ・シャブリGC・レ・プルーズの2013年とドメーヌ・アルマン・ルソーのジュヴレ・シャンベルタン1erCru・クロ・サンジャック2005年です。

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キノコのアミューズ

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まず、ドゥーヴィサのシャブリ・GC・レ・プリューズです。シャブリの7つあるグラン・クリュのクリマのひとつですが、この畑から産出されるブドウを使用したシャブリは、女性的なスタイルともつと言われています。

この日は、何とモンラッシェグラスを出してくれました。

グリーンがかったレモンイエロー。心地よいミネラル、石灰、柑橘系の果実、白い花、レモングラスやミント等のハーブ、バニラ、フレッシュさを十分に残しながら、僅かにナッツっぽい複雑な熟成を感じさせる香り。シャブリらしいシャープというよりも、綺麗で心地よい酸。さすがにグラン・クリュのシャブリです。あと、2,3年待っても良かったかもしれませんが、今でも充分美味しいです

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ギリシャ風野菜のマリネ 鯛のソテーと共に

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とうもろこしの冷静スープ コンソメゼリーを添えて

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鯵のポワレ 赤ワインソース アサリのリゾット仕立て

魚料理ですが、赤ワインソースということで、ここからは赤ワイン、アルマン・ルソーのジュヴェレ・シャンベルタン・1erCru・クロ・サンジャックの良年2005年です。ジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュで最も評価の高い畑です。アルマン・ルソーは、ジュブレ・シャンベルタンを中心に9つもの特級畑を所有しており、トップラインは、異論なくシャンベルタンとシャンベルタン・クロ・ド・ベーゼです。それに次ぐワインがリュショット・シャンベルタンですが、1級のクロ・サン・ジャックは、時にリュショット・シャンベルタンの評価をも上回ります。価格的にも他の特級を凌駕しています。

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最初からデキャンタをお願いしました。

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縁に熟成を感じる深い綺麗なラズベリーレッドですが、思ったほど濃くはありません。香りは、ラズベリーとイチゴ、ハイビスカス、薔薇、シナモン、リコリスクローブ、ハーブ、バニラ、腐葉土。バランスのとれた甘酸と絹のようななめらかなタンニンが口中に広がり、長い余韻に心地よい苦みを感じます。ジュブレらしい鉄分を伴うスパイス感が、鯵のポワレの焦げと絶妙にマッチします。2005年のヴォーヌロマネにも感じられる甘露さを持ち合わせており、素晴らしく綺麗な熟成を感じさせてくれるワインでした。

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霜降高原牛フィレ肉のソテー 野菜添え

メインの肉料理です。トリュフ塩、レモン、赤ワインバター、白ポルトソースを選べましたが、白ポルトソースが最も好みでした。

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マンゴのムース マンゴーとフランボワーズのソース

素晴らしいフレンチと飲み頃ブルゴーニュワインのマリア―ジュを味わった翌日は、
台風一過の猛暑でした。涼を求めて、那須の観光スポットを訪れました。
那須から塩原温泉に向かう道沿いにある遊歩道を20分ほど歩いたところにある「竜化の滝」です。

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 目的の滝は、この遊歩道の終点にありますが、それなりに起伏があるため、少し体力が必要です。ただ、途中にいくつか小さな滝が見られ、変化にとんだ風景は、それなりに楽しめます。

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▼これが、終点にある「竜化の滝」です。大きな滝でありませんが、すぐ近くまで行くことができ、それなりに迫力はあります。三段階に分かれた流れをもつ少し変わった滝です。

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国道400号線那須側に少し戻った先にある「回顧の吊橋」です。

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全長100mほどのつり橋ですが、遥か眼下に見える箒川の流れとグリーンは、なかなか見応えがあります。

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付近には、さらに大きな、全長320mの「もみじ谷大吊橋」というスポットもあるようですが、こちらは有料のようです。

久々に訪れた那須ですが、やはり都会からそれほど遠くないにもかかわらず、素晴らしい自然と温泉は改めて魅力を感じました。まだまだ訪れたことのないスポットも多く、また、機会があればもう少し先まで足を延ばしてみたいと思います。

<了>