ヴォーヌ・ロマネの家族経営の小ドメーヌ、ロベール・シリュグのヴォーヌ・ロマネ・1erCru・プティ・モンです。1月に2011年を飲んでいますが、今回は、良年の2012年ヴィンテージです。
ヴォーヌ・ロマネに1960年に設立されたドメーヌは、現在の当主で3代目になります。2012年ヴィンテージは、2代目のロベール・シュルグ氏の長男のジャン・ルイ・シュルグ氏と長女のマリー・フランセ女史の代のもので、非常に評価が高かった時期のものです。(ジャンルイ氏の息子の現当主のワインの評価はいまいちのようです)
レ・プティ・モンの畑は、リシュブールの上部、すぐ北にクロ・パラントゥと接するという素晴らしいロケーションにあります。東北東を向いており、石灰の非常に多い粘土石灰土壌になります。総面積は2.82haで、シュルグが所有するのは、0.46haのようです。他の所有者としては、よく見るところでは、モンジャール・ミュニュレ、フランソワ・ゲルべ(ベルトー・ジェルべ)とかでしょうか?
▼リシュブールの上部から、斜面の最上部まで広がっています。南東にはラ・ロマネがあります。
ドメーヌ・ロベール・シリュグ ヴォーヌ・ロマネ 1級 レ・プティ・モン 2012年
Domaine Robert Sirugue [2012] Vosne Romanee 1erCru Les Petits Monts
ガーネットがかったルビーで、中心がやや黒っぽいものの縁には僅かなレンガ色も。
抜栓後からベリー系の良い香り。フランボワーズ、ラズベリーに、グリオット、スモモ。甘草、ドライハーブ、少し冷涼なゼラニウムの香りも。バニラ、土。熟成香はそれほど感じられなかったが、1時間ほど経ったところで、少し腐葉土や紅茶の熟成アロマも。タンニンはシルキーで滑らか、徐々に甘みも。
(3.6)
1月に飲んだ2011年も良かったですが、2011年は、果実味の点でやや勝っているように感じます。
▼イタリアのサルシッチャです。パルマ豚とマルサラ酒で造られた絶品のサルシッチャです。
▼家庭菜園のなすとピーマン、ラタトゥイユ風です。
ロベール・シュルグのプティ・モン2012年の、ストックを調べたら5本もありました。他のヴィンテージはほとんど飲んでしまったこともありますが、当時相当気になって買っていたようです。ちなみに、この年は、レアもののグラン・エシェゾーも1本だけ買えたようです。今後の熟成を楽しみに飲んでいきたいと思います。
(了)