Bon Vin , Bon Sake , Bon Fromage

ブルゴーニュワインとチーズをこよなく愛するシニアのブログです。素晴らしいお酒とチーズの出会いを中心に日常を綴ります。

65th Birthday in 熱海

65歳の誕生日を熱海のフレンチで家族に祝ってもらいました。ワインは、ボランジェのラ・グラン・ダネ2008とジャン・ジャック・コンフュロンのロマネ・サン・ヴィヴァン2002です。美味しいフレンチと素晴らしいワイン、最高のセレブレーションディナーになりました。

2023年11月2日、65歳の誕生日は、熱海で迎えました。この日のディナーは、熱海伊豆山ハーヴェスト内のフレンチレストラン、コート・エ・シエル。2本の持ち込みのワインと愉しみました。

まずは、シャンパンで乾杯。

ボランジェのプレステージシャンパン、ラ・グラン・ダネ。グレートヴィンテージの2008年です。
美しい黄金色。グラスの中で細かな泡が綺麗に立ち上がります。シトラスやオレンジの良く熟した柑橘果実、赤リンゴや洋梨に繊細なブリオッシュにヘーゼルナッツの複雑な香りです。味わいは、綺麗な酸とクリーミーな口当たり、完熟果実からの甘くボリューム感のある果実味が口中に広がり、長い余韻へ続きます。

(3.7)

エレガントで複雑、かつ厚みのある流石のプレステージシャンパンでした。↓コースの最初は、マスカルポーネチーズに野菜のジュレをサンドしたカラフルなアミューズから。↓こちらもアミューズ? 三種のチーズ盛り合わせ ウオッシュは、ピエダングロワです。ハードは、コンテ?、ブルーは、フルムダンベールでしょうか?↓オードブル一皿目 エビ梨と海老のパルフェ↓オードブル二皿目 サヨリの燻製 根野菜のラペ キャビアのピューレ 。これはシャンパンと最高の相性でした。

ここで、赤ワインの登場です。

ドメーヌ・ジャン・ジャック・コンフュロンのロマネ・サン・ヴィヴァン2002年です。
家のみでも良くお世話になっているJ.Jコンフュロンですが、ここのロマネ・サン・ヴィヴァンは初めてだったと思います。最近は殆ど見かけなくなった2002年ヴィンテージということで期待は大でした。

艶と深みのあるルビーカラー。縁にややオレンジ混ざります。ラズベリー、ブルーベリー、チェリーの赤青系果実、ドライローズやドライハーブ、シナモン、甘草のスパイス香にスーボアや紅茶の熟成香が次々に顕れ、スワリングにより、動物的な腐葉土の香りが加わり、小一時間も経つと香りの洪水状態に。
味わいはアタックに柔らかい果実味と適度な酸、タンニンは、液体に完全に溶け込んでおりシルキー。後半から余韻にかけて、甘みが広がり、心地よい余韻が続きます。20年以上の熟成を経て、流石に果実味は落ち着きを見せていますが、酸と甘みとタンニンの絶妙なバランスが感じられる素晴らしい熟成ブルゴーニュでした。

(4.0)

このワイン最近購入した並行輸入もので、古酒のリスクを心配しましたが、幸いにも状態はパーフェクトでした。↓オードブル三皿目は、フォアグラのソテー 茸のマリネ。フォンドボーのソースが絶妙です。このソースのおかげもあり、赤ワインとの相性はばっちりでした。↓焼き芋のポタージュ。秋冬らしいメニューです。↓アオダイのポワレサフラン風味のルイユ↓相州牛フィレステーキ 赤ワインソースとエシャロットソース+生山葵と岩塩です。
肉の大きさの割にソース、コンディメントを欲張りすぎました笑。↓栗と林檎のコンビネゾン +レストランの心遣い過去何回かここのフレンチを味わっていますが、今回が最高でした。最近、シェフが変わったようです。
↓熱海の夜景です。この日は、11月にしては気温が高く、海風が心地よい夜でした。翌日の朝食は、ホテルではなく、熱海銀座の有名店?熱海おさかな食堂で。
こんな海鮮丼が1380円と比較的リーズナブルで楽しめました。